猫でもわかる 秘密の英語勉強会

ちょっと待って!「〜したいと思います」を英語で「I think I want to 〜」って言ってない?

「僕は今月京都に行きたいと思います」を英語で言うと、I think I want to visit Kyoto this month. で良いですよね?

その英語は直訳的でちょっと変だよ。

あれっ?

日本語では違和感がなくても、そのまんま直訳すると変な英語になる場合があるんだよ。今回は「〜したいと思います」の英語表現を見ていこう。

したいと思いますを英語で言うと

 

 

「〜したいと思います」を英語で言うと

さっきの英文、何か変でした? 完璧に訳したと思ったんですが。

完璧に「直訳」してるから変なんだよ。I think I want to 〜 と言うと、「自分が何かをしたいという気持ちに確信が持てない」という印象になるよ。

まず、日本人がよく使う「〜したいと思う」という日本語がちょっと変なんだよね。「〜したい」だけで十分でしょ。

つまり I think を取り除いて、I want to visit Kyoto this month. 「私は今月京都に行きたい」とする方が自然だね。「行きたい」というのがすでに自分の考えだから、これに「思う」を追加する必要がないんだよ。

 例文
[1]

I want to play golf with my friends.

友だちとゴルフがしたい と思います

[2]

I want to go strawberry picking next time.

今度はいちご狩りに行きたい と思います

[3]

I want to have a good rest.

ゆっくり休みたい と思います

「と思います」がなくても意味は伝わりますね。

そうだね。また、I want to 〜 を丁寧にした表現が I'd like to 〜 で「〜したいです」という意味。省略せずに書くと I would like to 〜 となるよ。

 例文
[4]

I would like to apologize to you.

私はあなたにお詫びしたいです。

[5]

I'd like to make a reservation.

予約したいです。

[6]

I'd like to have a coffee.

コーヒーを下さい。

このように、「〜したいと思います」は「〜したい」に言いかえることができるよ。

その他の英語表現

さて、ここからは他の英語表現を見ていきたいと思います。

んっ?

「〜する予定だ」「〜するつもりだ」

  • be going to 〜 「〜する予定だ」
  • mean to 〜 「〜するつもりだ」

be going to 〜 は前から予定や計画を立てていたことで、つまり「〜する予定だ」という意味。

mean to 〜 は「〜するつもりだ」という意味。これは計画を立てているわけではなく、何かをするつもりで考えているということ。

するつもりだけあっても、何もしないかもしれないのか。

「進んで〜する」「ぜひ〜したい」

  • be willing to 〜 「進んで〜する」
  • wouldn't mind -ing 「ぜひ〜したい」

be willing to 〜 は「進んで〜する」とか「〜する用意がある」という意味。嫌がることなく何かをする意思や用意があるということ。

wouldn't mind -ing の mind は「気にする」「嫌がる」という動詞なので、wouldn't mind -ing をそのまま訳すと「〜することを気にしない」とか「〜しても構わない」となるけど、これは「ぜひ〜したい」という意味の丁寧な表現。

「〜しても構わない」が「ぜひ〜したい」になるんですか?

辞書で調べてみよう。

wouldn't mind something / doing something

used to say politely that you would very much like something/to do something

Oxford Advanced American Dictionary

非常に何かが欲しい/何かがしたいことを丁寧に言うために使われる

また、Do you mind 〜? で「〜してもいいですか」とか「〜してもらえますか」。これを丁寧に言うと Would you mind 〜? となる。

「あなたは気にしますか」が「〜してもいいですか」になるのか。

「遠慮なく〜する」

  • feel free to 〜 「遠慮なく〜する」

feel free to 〜 は「遠慮なく〜する」という意味。ウェブサイトやビジネスメールなどで「遠慮なくご質問ください」などというときのフレーズとしてよく使われるよ。

言われるまでもなく遠慮なく質問しますよ、僕は。

 例文
[7]

Please feel free to ask me if you have any questions.

ご質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。