「僕は今月京都に行きたいと思います」を英語で言うと、I think I want to visit Kyoto this month. で良いですよね?
その英語は直訳的でちょっと変だよ。
あれっ?
日本語では違和感がなくても、そのまんま直訳すると変な英語になる場合があるんだよ。今回は「〜したいと思います」の英語表現を見ていこう。
「〜したいと思います」を英語で言うと
さっきの英文、何か変でした? 完璧に訳したと思ったんですが。
完璧に「直訳」してるから変なんだよ。I think I want to 〜 と言うと、「自分が何かをしたいという気持ちに確信が持てない」という印象になるよ。
まず、日本人がよく使う「〜したいと思う」という日本語がちょっと変なんだよね。「〜したい」だけで十分でしょ。
つまり I think を取り除いて、I want to visit Kyoto this month. 「私は今月京都に行きたい」とする方が自然だね。「行きたい」というのがすでに自分の考えだから、これに「思う」を追加する必要がないんだよ。
I want to play golf with my friends.
友だちとゴルフがしたい と思います。
I want to go strawberry picking next time.
今度はいちご狩りに行きたい と思います。
I want to have a good rest.
ゆっくり休みたい と思います。
「と思います」がなくても意味は伝わりますね。
そうだね。また、I want to 〜 を丁寧にした表現が I'd like to 〜 で「〜したいです」という意味。省略せずに書くと I would like to 〜 となるよ。
I would like to apologize to you.
私はあなたにお詫びしたいです。
I'd like to make a reservation.
予約したいです。
I'd like to have a coffee.
コーヒーを下さい。
このように、「〜したいと思います」は「〜したい」に言いかえることができるよ。
その他の英語表現
さて、ここからは他の英語表現を見ていきたいと思います。
んっ?
「〜する予定だ」「〜するつもりだ」
- be going to 〜 「〜する予定だ」
- mean to 〜 「〜するつもりだ」
be going to 〜 は前から予定や計画を立てていたことで、つまり「〜する予定だ」という意味。
mean to 〜 は「〜するつもりだ」という意味。これは計画を立てているわけではなく、何かをするつもりで考えているということ。
するつもりだけあっても、何もしないかもしれないのか。
「進んで〜する」「ぜひ〜したい」
- be willing to 〜 「進んで〜する」
- wouldn't mind -ing 「ぜひ〜したい」
be willing to 〜 は「進んで〜する」とか「〜する用意がある」という意味。嫌がることなく何かをする意思や用意があるということ。
wouldn't mind -ing の mind は「気にする」「嫌がる」という動詞なので、wouldn't mind -ing をそのまま訳すと「〜することを気にしない」とか「〜しても構わない」となるけど、これは「ぜひ〜したい」という意味の丁寧な表現。
「〜しても構わない」が「ぜひ〜したい」になるんですか?
辞書で調べてみよう。
wouldn't mind something / doing something
used to say politely that you would very much like something/to do something
Oxford Advanced American Dictionary
非常に何かが欲しい/何かがしたいことを丁寧に言うために使われる
また、Do you mind 〜? で「〜してもいいですか」とか「〜してもらえますか」。これを丁寧に言うと Would you mind 〜? となる。
「あなたは気にしますか」が「〜してもいいですか」になるのか。
「遠慮なく〜する」
- feel free to 〜 「遠慮なく〜する」
feel free to 〜 は「遠慮なく〜する」という意味。ウェブサイトやビジネスメールなどで「遠慮なくご質問ください」などというときのフレーズとしてよく使われるよ。
言われるまでもなく遠慮なく質問しますよ、僕は。
Please feel free to ask me if you have any questions.
ご質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。