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英語で未来を表す will と be going to の微妙な違い

今回は英語で未来を表す will と be going to の違いを勉強しよう。

未来形ですか。

いや、英語に未来形というのはないよ。

あれ? そうでしたっけ?

そう、英語の動詞には現在形や過去形はあるけど未来形はない。will や be going to を使って未来を表すことはできるけどね。そして will と be going to には微妙な違いがあるんだよ。

will と be going to の違い

will と be going to の違いはいくつかあるけど、一つの特徴的な違いは、「will は今決めたこと」「be going to は前から決めていたこと」という点だね。

「今決めたこと」と「前から決めていたこと」?

そう、たとえば、I will eat dinner at the restaurant. 「そのレストランで夕食を食べます」と言うとレストランに行くことを今決めたニュアンス。

I am going to eat dinner at the restaurant. 「そのレストランで夕食を食べるつもりです」だとレストランに行くことを前から決めていたというニュアンスになる。

I will 〜 と I'm going to 〜 のイメージ。

Will と be going to

その場の思いつきが will で、スケジュールで決めてあるような予定なら be going to を使うということですか?

そういうこと。それでは、その他の違いも含めて will と be going to の使い方を見てみよう。

will

まずは will から。will は助動詞なので will + [動詞の原形] というふうに使うよ。

今決めたこと (意志未来)

 例文
[1]

I will go to Tokyo station.

東京駅に行きます。

[2]

I will take you home.

お送りします。

これは意志未来といって、主語 (話し手) の意志を表す使い方。be going to にも主語の意志はあるけど、will の方がより強い意志を表している。

さっきの説明にあった「今決めたこと」ですか?

そう、be going to は前から決めていたことだけど、will は今決めたことやその場でする気になったことを表している。

[例文1] と [例文2] は、前から決めていたわけではなく、「東京駅に行くことを今決めた」、「送ることを今決めた」という意味になるよ。

I will not 〜

 例文
[3]

I will not do it again.

二度としません。

[4]

I will not apologize.

私は謝りません。

I will not 〜 と否定形にすると「絶対に〜しない」という意味になる。話し手の強い意志を表して「絶対やだ」というニュアンス。

ただしこれは主語が I の場合だけで、主語が She や He の場合は単に「〜しない」という意味になる。

 例文
[5]

She will not go to the store.

彼女はその店に行かない。

じゃあ、主語が自分で、強い意志ではなく単に「〜しない」という場合はどうするんですか?

その場合は後で説明する I'm not going to 〜 を使うといいよ。

単純未来

 例文
[6]

She will be 30 years old tomorrow.

彼女は明日 30 歳になる。

[7]

It will be fine tomorrow.

明日は晴れる。

これは単純未来といって、話し手や主語の意志とは関係なく、単なる未来の予想や自然のなりゆきで起こりそうなことを表しているよ。

年をとるのは意志とは無関係ですね。

 例文
[8]

It will probably rain tomorrow.

明日は雨が降るだろう。

[9]

I think she will be happy.

彼女は喜ぶと思う。

will は確信が強い表現なので、will より確信が弱い「〜だろう」という場合は [例文8] や [例文9] のように probably を使ったり I think 〜 と言ったりする。

たとえば [例文9] は少し確信が弱い「喜ぶと思う」。彼女が喜ぶことを確信している場合は She will be happy. となる。

彼女は喜ぶと思う。

30 years old

せやろか?

be going to

次は be going to。これは be going to + [動詞の原形] というふうに使うよ。

前から決めていたこと

 例文
[10]

I'm going to go to the movies.

映画に行くつもりだ。

これは「前から決めていたこと」。予定や計画として前からするつもりでいたことなので、今とっさに決めたわけではない。[例文10] は映画に行くことを前から決めていたという意味だね。

be going to の be + 〜ing って現在進行形ですよね?

そう。be going to が未来を表すのは、目標に向かっているまっ最中というニュアンスがあるからなの。意志未来の will は「こうしよう」という意志だけど、be going to は目標に向かって準備を始めていたり心に決めているということなんだよ。

 例文
[11]

Are you going to attend the meeting?

会議に出るつもりですか?

[12]

What are you going to do tomorrow?

明日は何をする予定ですか?

Are you going to 〜? は相手の意図を尋ねる表現で「〜するつもりですか?」という意味になるよ。

I'm not going to 〜

 例文
[13]

I'm not going to use this desk.

私はこの机を使いません。

I will not 〜 は「絶対に〜しない」という強い意志を表したけど、I'm not going to 〜 は「〜しません」と単に事実を表すニュアンスになるよ。

単に机を使うつもりではないということですね。

根拠のある予想

 例文
[14]

It is going to rain tomorrow.

明日は雨が降る。

[15]

She is going to have a baby next week.

彼女は来週出産予定だ。

これは根拠のある予想を表す使い方。これから起こることを状況や兆候から判断して「〜になる」とか「〜する」という表現。

[例文14] は、空に雨雲が集まって今にも雨が降りそうだ、というふうに現在の状況を見て判断しているよ。

明日は雨が降る。

It is going to rain tomorrow

どんどん天気が悪くなっていく感じか。

予定を表す現在進行形

 例文
[16]

I'm leaving for Tokyo tonight.

今夜東京に向けて出発する予定。

will や be going to 〜 だけでなく、現在進行形でも未来の予定を表すことができるよ。

これは、予定に向かって準備をしていたりすでに行動しつつあることから未来を表す意味になる。たとえば [例文16] は、すでに東京行きの切符を手配してあとは電車に乗るだけって感じだね。

東京に向けて出発する予定。

Leaving for Tokyo

なるほど。ところで be going to 〜 とはどう違うんですか?

be going to 〜 は「こうするつもり」という意図を表していて、進行形は予定に向かってもっと具体的に進んでいる感じだね。進行形の方が実現する可能性が高いと言ってもいいよ。

 

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。

レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。