
今回は英語フレーズ「be used to 〜」の意味と使い方を勉強しよう。

これは「〜するために使う」・・・・・・いや、受動態だから「〜するために使われる」かな。

確かに文脈によっては「〜するために使われる」となる場合もある。たとえば This knife is used to cut bread. なら「このナイフはパンを切るために使われる」だね。

でも今回は別の意味で使われるケースを勉強するよ。
「〜に慣れている」

be used to 〜 は「〜に慣れている」という意味。to の後には名詞が続く。

ということは be used to + [名詞] で「[名詞] に慣れている」ですか。

そう、また名詞の代わりに動名詞を置くと「〜することに慣れている」となる。例文を見てみよう。
I am used to the noise.
私は騒音に慣れている。
She is not used to hard work.
彼女はきつい仕事に慣れていない。
I am used to dealing with kids.
私は子どもの扱い (子供を扱うこと) に慣れている。
He is used to speaking in public.
彼は人前で話すことに慣れている。


このように be used to 〜 は「〜に慣れている」という意味になる。[例文3] の deal with は「〜を扱う」という意味だね。

少し前に勉強したやつか。

また、be used to 〜 と意味が似ているけどちょっと違う get used to 〜 というフレーズもあるよ。これは「〜に慣れる」という意味。

何が違うんですか?
「get used to 〜」

be used to 〜 は「〜に慣れている」を表しているのに対して、get used to 〜 は「〜に慣れる」という意味になる。

どっちも一緒でしょ。

いや、be 動詞が表しているのは「〜である」という状態だけど、get は状態の変化を表している点が違う。つまり、get used to 〜 は慣れている状態への変化を表しているので「〜に慣れる」となるんだね。
You will get used to it soon.
君はすぐそれに慣れるだろう。
I got used to living in the town.
私はその町に住み慣れた。
I am getting used to living in the town.
私はその町に住み慣れてきている。

[例文7] のように現在進行形にすると「住み慣れてきている」「住み慣れつつある」という意味になるよ。

微妙にニュアンスが違うのか。