今回は、いつも英語のお役立ち動画をアップしている外国人ユーチューバー、アーサーさんの動画を一緒に見よう。
アーサーさんって以前にも一度見た人ですね。今回はどんな動画ですか?
私たちが会話をするときには相づちを打ちながら相手の話を聞いていると思うけど、外国人、特にアメリカ人から見ると日本人は相づちの回数が多すぎて不自然に見えるという内容だよ。
日本人と外国人で、相づちの打ち方に違いがあるんですか?
そう。逆に私たちが外国人と話をするときは、相手があまり相づちを打たずに静聴しているので違和感を感じることがあるよ。私も最初はこのことを知らなかったから慣れなかったね。詳しくは動画を見てみよう。
ちゃんと話を聞いているの?
動画の内容を簡単に要約するとこんな感じ。
私が日本語を習い始めて日本人と話すようになったとき、一番慣れるのが難しかったことの 1 つに「相づち」があります。私の相づちではなく、日本人の相づちに慣れなかったのです。なぜなら、日本人はアメリカ人より相づちの回数がとても多いからです。
日本語ではこのように相づちを打つのが普通でしょうが、英語で話すときには相づちが少ない方が良いのです。
相づちが多いと、相づちを打つことに集中して相手の話を聞いていないと思われます。また、相づちが多かったり大きな声を出したりすると相手が話しにくくなります。少しだけなら良いですが、あまり多いと相手は話を続けにくくなるのです。
英語で適切な相づちを打つポイントは次の 2 つ。
- 日本語の半分の頻度にする
- 相手が一文を話し終えたら相づちを打つ
以上のポイントを抑えて、多すぎず少なすぎずの頻度で相づちを打つと自然になります。
相づちにまで文化の差があるなんて意外ですね。
うん。オンライン英会話のグループレッスンなどで他の日本人と一緒になると、かなり頻繁に相づちを打っているのが客観的にわかって面白いよ。日本で生まれ育った私たちはこれがクセになっているから意識しないと直らないんだよね。
さて、今回の例文はこれ。
When I was learning Japanese and I started talking with real Japanese people, one of the toughest things I had to get used to was Aizuchi.
私が日本語を習っていて日本人と話し始めるようになったとき、最も慣れるのが難しかったことの 1 つは『相づち』でした。
文頭からカンマまでは When 節で「〜とき」を表している。接続詞の and で I was learning Japanese と I started talking with real Japanese people が並んだ形だね。「私が日本語を習っていて日本人と話し始めるようになったとき」。
one of the toughest things は「最も難しかったことの 1 つ」。この things の直後には関係代名詞が省略されていて、I had to get used to 「慣れなければならなかったこと」が「最も難しかったこと」に説明を加えている。get used to は「〜に慣れる」だね。まとめて訳すと「慣れなければならないことで最も難しかったことの 1 つ」。わかりやすく言いかえると「最も慣れるのが難しかったことの 1 つ」、ここまでが主語。
そして was Aizuchi 「〜は相づちでした」となる。[例文] を訳すと「私が日本語を習っていて日本人と話し始めるようになったとき、最も慣れるのが難しかったことの 1 つは『相づち』でした」となる。
最初は長い When 節で・・・・・・
うんうん。
主節の主語も長くて・・・・・・
ふむふむ。
述語動詞までたどり着くのにかなり読みこむ必要がありましたね。
そうそう。
リスニングだとここまでを頭に入れておく必要があるのか。
ふーん。
ちゃんと聞いてるの?
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登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。