今回は英語フレーズ「can afford to 〜」の意味と使い方を勉強しよう。
このフレーズは助動詞の can, could, be able to を伴うのが一般的だよ。
そういうケースもあるのか。
「〜する余裕がある」
can afford to 〜 は「〜する余裕がある」という意味。余裕というのは、時間的・金銭的な余裕、たとえば「車を買う余裕がある」とか「旅行に行く余裕がある」ということ。
to の後には動詞の原形を置くよ。
ということは to buy や to be になるんですか。
そう、例文を見てみよう。
I can not afford to buy a car.
私には車を買う余裕がない。
Can you afford to take a holiday this summer?
この夏は休みをとる余裕がありますか。
He couldn't afford to buy a bicycle when he was a student.
彼は学生時代に自転車を買う余裕がなかった。
Nowadays few people can afford to employ a maid.
今日ではお手伝いさんを雇う余裕のある人は少ない。
This is not a world where we can afford to be idle.
この世の中は怠けて暮らせる世の中ではない
このように can afford to 〜 は「〜する余裕がある」という意味になる。
[例文4] は主語が few people なので「〜する人はほとんどいない (少ない)」という意味になる。
[例文5] の idle は「暇な」とか「時間があいている」という意味の形容詞。can afford to be idle で「暇にしている余裕がある」となるよ。
テレビに出ているアイドルのことじゃないのか。
そのアイドルは idol だから違う単語だね。
「〜できる状態にある」
can afford to 〜 は「〜できる状態にある」という意味でも使われる。何かをしても自分に不利益や支障がないということ。
通常は否定文で使われ、can't afford to 〜 で「〜できる状態にない」となるよ。
We can't afford to ignore this warning.
私たちはこの警告を無視することはできない。
Our team can't afford to lose again.
我がチームはもう負けることはできない
このように、通常は否定文で can't afford to 〜 として「〜できる状態にない」という意味で使われる。
たとえば [例文6] は、警告を無視すると何らかの不利益や支障があるということだね。
金銭的な余裕や時間的な余裕とはまた違う意味になるんですね。
[2][4] Tanaka Corpus
[5] 斎藤和英大辞典
[7] ウィズダム英和辞典