猫でもわかる 秘密の英語勉強会

火星で謎のスプーンが発見される。ここでプリン食ったの誰だ!?

Red Planet って火星のことですか?

そう、記事タイトルの前半に Mars (火星) って出ているから、その言い換え表現だよ。火星は赤い惑星とも言われているからね。

今回の記事は、火星に巨大なスプーンが発見されたという内容だよ。

え? スプーンって食器のスプーンですか?

そう。それでは読んでみよう。

火星に巨大スプーンあらわる

火星で謎のスプーンが発見される

記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。

やはり宇宙人は存在するのだろうか。NASA の無人探査車キュリオシティーによって撮影された画像からスプーンのような物体が発見されたと話題になっている。

実は、火星でスプーンが発見されるのは今回が初めてではない。これまでにもスプーンのような物体のほかに、リングやグローブのような物体も発見されている。一部の人たちは宇宙人の存在証明だと主張している。

この動画は UFO Hunter というアカウントによって YouTube に投稿されたものだ。動画投稿者のコメントには「失われた文明の遺物だろう」などと書かれている。 

動画を視聴したユーザーからは「これは自然のものではないよね」「これが 2 つめのスプーンだということは、知的生命体が存在する証拠だろう」などのコメントが寄せられているが、光の加減によるものだと疑うユーザーもいる。

あるユーザーは次のようにコメントしている。「人は、自分が見たいものを見るものだ。お茶の葉にキリストの顔を見るものもいれば、月に人の顔を見るものもいる」。

こんなの、ただの偶然でしょ。

でも、うまい具合にスプーンの形になってて面白いよね。

さて、今回の例文はこれ。

 例文

One user commented: 'We see what we want to see. Some folk see the face of Jesus in tea-leaves, others see the man in the moon.'

あるユーザーは次のようにコメントしている。「人は、自分が見たいものを見るものだ。お茶の葉にキリストの顔を見るものもいれば、月に人の顔を見るものもいる」。

One user commented: これは「あるユーザーがコメントした」の後にコロンがあって、そこからがコメントの内容ね。

We see what we want to see の what は関係代名詞。what we want to see が「私たちが見たいもの」という意味になるから、「私たちは、私たちが見たいものを見る」となる。

Some folk の folk は「人々」という意味。フォークじゃないよ。この文は some 〜, others 〜 という構文になっている点に注意。「ある人たちは〜、他の人たちは〜」という意味だけど、「〜もいれば、〜もいる」と訳してもいいよ。

Some folk see the face of Jesus in tea-leaves で「ある人たちはお茶の葉にイエスキリストの顔を見る」。

others see the man in the moon で「他の人たちは月に人の顔を見る」となる。日本人には月のでこぼこがウサギに見えるように、人の顔に見える人たちもいるということ。

見たいものを見る。つまり、自分の見たものを都合の良いように解釈するということですか。

そうだね。人は自分の見たいものを見て、信じたいものを信じる傾向があるんだよ。

単なるまっすぐな物体なら何も思わないのに、先が丸くなっているとスプーンに見えるし、宇宙人の存在を信じたくなるんですね。人って単純だなぁ。

本当に宇宙人のスプーンかもしれないけどね。

えっ・・・・・・。

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。