待てば海路の日和あり
待てば海路の日和あり。
自分だけ助かってんじゃないよ。
このことわざは、天候が悪くて船が出せないときでも、待っていればそのうち晴れて航海ができる天気になる、ということ。つまり、あせらずに待っていれば、いつか必ず幸運がやってくるという意味だよ。
僕の幸運はいつやってくるのだろう。
「待てば海路の日和あり」の英語版はこれ。
[英語のことわざ]
It is a long lane that has no turning.
曲がり角のないのは長い道である。
これは強調構文で、It is の後ろにある a long lane 「長い道」が強調されているの。
もし強調しなければ A long lane has no turning.「長い道には曲がり角がない」となるよ。
だけど、この「長い道」を強調することで、「曲がり角がない道はものすごーく長い道」というニュアンスになって、そこから「曲がり角がない道なんてあるわけない」という意味になるんだよ。
つまり、どんなに長くてまっすぐに見える道でもいつかは曲がり角があるように、長く続くように思える不幸もいつまでも続きはしないということだね。
ことわざとはいえ、もっと分かりやすい表現で伝えて欲しいですね。
同じ意味のことわざが他にもあるよ。
[類句1]
Everything comes to him who waits.
待つ者はどんなことでも叶えられる。
[類句2]
All things come to those who wait.
待っていれば何でも皆やって来る。
[類句3]
The longest night will have an end.
どんなに長い夜にも終わりがあるものだ。
[類句3] は、The longest night が「一番長い夜」だよね、一番長い夜にも終わりがある、つまりどんな夜でも必ず終わりがあると言っているんだよ。
It is a long lane that has no turning.
曲がり角はないけど崖はあるんだ。
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。
レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。