今日は英語の記事を読んでみよう。
これも英語の勉強会ですか?
うん。海外の面白い記事から例文をピックアップして紹介するよ。
2匹の猫が同時にジャンプしたら意外な結果に!?
日本語らしいタイトルにすると、「カメラが捕らえた、2 匹の猫が同時に跳躍した瞬間」ってところだね。
記事の内容を簡単に要約するとこんな感じだよ。
2 匹の猫が、高いコンクリートの壁を見つめながら、隣り合わせに座っている。
次の瞬間、まるでバレエでも踊るかのように 2 匹は同時に跳び上がった。
そして、重なり合うように着地した。
2 匹とも不思議そうに目を見開いたままじっと固まっている。
動画 ↓
Source: Cats jump at same time, land directly on top of each other by ultrahd on Rumble
なんというシンクロ率。着地した後 2 匹とも冷静すぎでしょ。
それにしても、こんな形で着地してもバランスを崩さないとは、さすが猫ですね。
うん、下の猫がちょっとかわいそうだけどね。
さて、今回の例文はこれ。
The two cats sit beside each other, gazing at a tall, concrete wall.
2 匹の猫が、高いコンクリートの壁を見つめながら、隣り合わせに座っている。
beside は「〜のそばに」という前置詞、each other が「お互いに」。だから The two cats sit beside each other で「2 匹の猫が、隣り合わせに座っている」。
そこまではわかるんですけど、その後の gazing at a tall, concrete wall は何ですか? 急に gazing が出てきて何か変ですね。
これは、その前の文に状況説明を加えていると考えて。
主語と述語動詞を補うと、The two cats are gazing at a tall, concrete wall.「2 匹の猫が、高いコンクリートの壁を見つめている」。
この「高いコンクリートの壁を見つめている」という動作が、前の文の動作と同時に起こっているの。
だから「2 匹の猫が、高いコンクリートの壁を見つめながら、隣り合わせに座っている」となるんだよ。
2 つの動作を同時に表現できるんですね。
日本語でも「2 匹の猫が高いコンクリートの壁を見つめながら、2 匹の猫が隣り合わせに座っている」と言うとクドいよね。こんなふうに 2 つの動作をまとめて表現できるんだよ。
これは高校英語の文法だからちょっと戸惑うかもしれないけど、説明を追加しているだけと考えればそんなに難しくないでしょ。
こんなふうにぶつかっても喧嘩にならないのだから、普段から仲が良い猫たちなんでしょうね。
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。