猫でもわかる 秘密の英語勉強会

覚えておきたい「I got it」と「You got it」の違いとは

動詞 get の勉強会で、I got it 「わかりました」を覚えましたよね。

うん。

ところが、映画を観ていたら「わかりました」という文脈で You got it と言っていたんです。

本当は I got it じゃなくて You got it が正しいってことですか?

いや、You got it も普通に使われるフレーズだけど、I got it とは少し使いどころが違うんだよ。

今回は、I got it と You got it の違いについて簡単に勉強しよう。

I got it は「理解した」

I got it は「理解した」とか「分かった」という意味。これは I understand と同じだね。

たとえば、相手の説明を聞いて、それを理解したという文脈で I got it と言うの。

 例文
[1]

Do you understand?

わかった?

Yes, I got it.

うん、わかった。

動詞 get のイメージは「手に入れる」だったよね。そこから「私が相手の話を理解した」というイメージになるんだよ。

You got it は「了解した」

You got it は「了解した」とか「承知した」という意味。

たとえば、相手に何か頼み事やお願いをされて、それを了解したとか承知したという文脈で You got it と言うの。

 例文
[2]

Pass me the salt, please.

塩を取って。

You got it.

了解。

主語が You だから日本人にはなかなかピンとこないけど、これも get の「手に入れる」イメージで考えると「相手が私の了承を手に入れた」とか「相手が望んでいるものを手に入れた」というイメージになるんだよ。

なるほど。

また、語尾を上げて You got it? と聞くと「分かった?」という意味。相手の理解を確認しているんだね。

そして、「私の話を理解したね」という意味で You got it! 「そのとおり!」という使い方もあるよ。

簡単な単語だと思っていたけど、状況や使い方でいろんな意味になるんですね。

魚買ってきて。

You got it

1円じゃ足りないって。

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。

レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。