猫でもわかる 秘密の英語勉強会

「了解しました」「承知しました」を英語で言うと?

英語で「了解しました」というフレーズを教えてください。

「了解しました」あるいは「承知しました」を意味する英語フレーズは、フォーマルなフレーズからカジュアルなフレーズまで色々あるよ。

今回はいくつかの状況別に「了解しました」「承知しました」を意味する英語フレーズを見ていこう。

了解しましたを英語で言うと

 

 

「了解しました」「承知しました」を英語で言うと

日本語の「了解しました」や「承知しました」という表現は大きくわけて以下の状況で使われるよね。

  • 相手の話を理解したとき (わかりました)
  • 相手の依頼やお願いを受けるとき (かしこまりました)

以上をふまえて、状況別に英語表現を1つずつ見ていこう。

相手の話を理解したとき

一般によく使われるのが以下のフレーズ。

  • I got it. 「わかった」
  • I understand. 「わかりました」

I got it. は「理解した」「わかった」という意味になる。現在形の I get it. もほぼ同じ意味で使われるよ。

このように動詞の get は何かを獲得するイメージから「理解する」という意味でも使われる。これは後でまた出てくるから覚えておいて。

うむ。

I understand. は I got it. よりフォーマルなニュアンスなのでビジネス向き。I got it. はカジュアルな印象だね。

また、もっと簡単に以下のように言うことも多いよ。

  • Got it. 「わかった」
  • Understood. 「わかりました」
  • OK 「わかった」

I understand. は現在形なのに、Understood. では過去形になるんですか?

これは It is understood. の略だから過去形ではなく過去分詞形なんだよ。

直訳すると I understand. は「私は理解した」、(It's) Understood. は「(あなたの話は) 理解された」という感じだね。

つまり、どちらも「理解した」ということ。

  • I see. 「わかりました」
  • I get the point. 「わかりました」

動詞の see は「見る」という意味の他に「理解する」という意味もあるので、I see. で「わかりました」となる。

I get the point. は「要点を理解した」ということ。

  • I got you. 「わかった」
  • Gotcha. 「わかった」

I got you. は「私はあなたを手に入れた」というイメージから「あなたの言うことがわかった」とか「了解」などの意味で使われるフレーズ。

状況によっては「つかまえた」「やったぜ」のような意味にもなるよ。

Gotcha. は I got you. を省略したカジュアルな表現。映画などで「ガッチャ」と聞こえたらこれだね。

ガッチャ。

依頼などを受けるとき

  • Certainly. 「かしこまりました」
  • Sure. 「いいですよ」

Sure. や Certainly は「承知しました」とか「かしこまりました」などの意味で使えるシンプルなフレーズ。

Certainly. の方が丁寧でビジネスでも使える表現。Sure. はもっとフランクに使える表現だね。

  • You got it. 「わかりました」

You got it. は何か頼み事をされたときに引き受けるときの「わかりました」。「あなたは望んでいるものを手に入れた」というイメージ。

ちょっと紛らわしいけど、「私の話を理解したね」という意味で You got it! 「そのとおり!」というフレーズもある。

また、語尾を上げて You got it? と相手に尋ねると、「わかった?」と相手の理解を確認する意味になるよ。

You don't get it, do you? というフレーズも以前勉強しましたね。

そう、そのフレーズは「わかってないね」という意味になるよ。

他のフレーズも見てみよう。

  • That's no problem. 「問題ないです」
  • No problem. 「かまいません」
  • That's fine. 「大丈夫です」
  • All right. 「了解」

That's no problem. と No problem. は「問題ないです」。あなたの依頼を受けることに問題はない、「かまいませんよ」ということ。さらに省略して No prob. 「大丈夫」という場合もある。

All right. は「大丈夫」「無事」という意味でも使われるけど、「了解」「わかった」のようなややカジュアルなフレーズにもなる。

オーライ。

もっと簡単なフレーズは以下の通り。

  • Roger. 「了解」
  • Yes, sir. 「かしこまりました」

Roger. は無線用語が元になった「ラジャー」。Yes, sir. は目上の人に対する返事の「イエッサー」。映画などで聞き覚えがあるよね。

相手に同意するとき

ついでに、相手に同意するときの英語表現も見てみよう。

  • That sounds good. 「いいね」
  • Sounds good. 「いいね」
  • I like it. 「いいね」
  • I agree to that. 「賛成です」
  • I agree with you. 「おっしゃる通りです」

That sounds good. を直訳すると「それは良く聞こえる」、つまり「それいいね」のような意味。これを省略したのが Sounds good. だね。

I agree to that. は「私はそれ (相手の提案など) に同意 (賛成) します」、I agree with you. は「あなたに同意 (賛成) します」という意味になる。

「わかってますか?」を英語で言うと

ここまでは「了解しました」「承知しました」を意味する英語表現を見てきたけど、今度は逆の立場で「わかってますか?」と聞くフレーズを見てみよう。

  • You got it? 「わかった?」
  • Got it? 「わかった?」
  • Understand? / Understood? 「理解した?」

これは先ほども説明したフレーズだけど、You got it? で「わかった?」となる。これを省略したのが Got it? だね。

  • Get the point? 「わかった?」
  • Are you with me? 「話についてきていますか?」
  • Get the picture? 「わかってますか?」

Are you with me? を直訳すると「私と一緒にいますか?」。つまり「話についてきていますか?」という意味になる。

これの逆パターンが You've lost me. 「話についていけない」だね。

get the picture は直訳すると「絵を手に入れる」となるけど、picture を「状況」という意味でとらえて「状況を理解する」つまり「理解する」とか「話が見える」という意味になるよ。

この言い回しは、知らずに聞くと「絵って何のことだろう?」と思っちゃいそうですね。