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映画『幸せのレシピ』を観ながら英語勉強会

今回は映画『幸せのレシピ』を観ながら英語を勉強しよう。

レシピということは、料理関係の映画ですか?

2001 年の『マーサの幸せレシピ』というドイツ映画のリメイク版で、主な舞台はレストランの厨房だね。

『幸せのレシピ』の主人公はレストランで料理長を務めるケイト、彼女には姉と姪っ子 (姉の娘) がいたんだけど、ある日交通事故で姉が亡くなってしまった。そして、その日を境に姪っ子のゾーイと同居を始めることになったのだけど、色々うまくいかなくて参っていたときにニックという変な男が現れた、という物語だよ。

変な男て。

今回の映画は、SF でも刑務所映画でもないので日常生活で使えるフレーズがたくさん出てくるよ。

『幸せのレシピ』を観ながら英語勉強会

幸せのレシピ

まずは、映画で外国語が上達するシネマ作戦のおさらいから。

 シネマ作戦とは

説明しよう。シネマ作戦とは映画好きの情熱を英語力に変換する勉強法である。

英語に限らず、映画やアニメで外国語を覚える人は少なくない。方法は次の通り。

シネマ作戦

単語を変える練習は「パターンプラクティス」とも呼ばれ、実績ある練習法として古くから知られている。

好きな歌を覚えるように、映画を観ながら好きな台詞を繰り返し音読するのがポイントだ。

ここからは映画の台詞をたくさん取り上げるけど、無理に全部覚えようとしなくていいからね。とりあえず、こんな台詞もあるんだということだけ抑えて、好きな台詞に絞って練習するといいよ。

『幸せのレシピ』

 ナレーション

Properly cooked, they're as tender as butter.

うまく料理すれば、バターのようにとろける。

properly は「適切に」。Properly cooked, で「適切に (それらが) 料理されれば」という意味になる。tender は「柔らかい」という意味なので、as tender as butter で「バターのように柔らかい」。

 ケイトが料理人たちに

I bet she's just saying that to annoy me.

嫌がらせのつもりで言ってるのよ。

bet は「賭ける」という意味もあるけどここでは「きっと〜だ」とか「絶対に〜だ」という意味。to annoy me は「私を困らせるために」なので、直訳すると「彼女は私を困らせるために言っているんだ」となる。

 ケイトが市場で

Have them delivered by 2:30, okay?

じゃあそれ 2 時半までに届けてくれる?

この have は使役動詞。have + [物] + [動詞の過去分詞形] という使い方をすると「[物] を〜してもらう」という意味になる。ここでは have them delivered なので「それらを届けてもらう」。by は期限を表す「〜までに」という意味で使われているよ。

 姉がケイトに

We should be there about 9.

そっちに着くのは大体 9 時頃になりそう。

この should は「きっと〜するだろう」。未来の事柄に対する話し手の推量を表しているよ。

 ショーンがケイトに

I'm gonna convince you to have dinner with me.

いつか必ずディナーに誘ってみせるから。

gonna は going to のくだけた表現。convince A to do は「A に〜するように説得する」という意味。

 ケイトがセラピストに

That's why I usually end up doing everything myself.

だから何でも一人でやってしまうの。

That's why は「だから〜だ」と結論を言うときに使うフレーズ。end up doing は「結局〜することになる」。

 ケイトがセラピストに

Did you try the saffron sauce?

サフランソース食べてみた?

try は「試す」という動詞だけどここでは「試食する」という意味で使われているよ。

 ポーラがケイトに

I want you to take a week off.

一週間休みを取ってほしいの。

week off は「1 週間休暇」なので take a week off で「1 週間休暇をとる」。take a day off なら「1 日休暇をとる」だね。

 ゾーイがケイトに

I'm not supposed to answer the door for strangers.

知らない人来たら出ちゃいけないの。

これはドアのチャイムが鳴ったのにゾーイが対応しなかったので、ケイトが「どうして出てくれないの?」と聞いたときの返事。

be supposed to は「〜することになっている」。strangers は「知らない人」。

頻出フレーズの be supposed to、今回も出ましたね。

 ショーンがゾーイに

You must be Kate's niece.

ケイトの姪っ子だね。

この must は「〜にちがいない」なので、直訳すると「君はケイトの姪っ子にちがいない」となる。

 ケイトがセラピストに

I can't get Zoe to eat anything I make.

ゾーイは私の作るものを全然食べないのよ。

この get は使役動詞的に使われていて、get + [人] + to + [動詞の原形] で「[人] に〜させる」という意味。get Zoe to eat で「ゾーイに食べさせる」となる。

anything と I の間には関係代名詞が省略されていて、I make 「私が作る」が anything に説明を加えているので anything I make で「私が作るもの (を食べさせることができない)」となる。

 ケイトがニックに

Have you seasoned that right?

味付け大丈夫?

この season は「季節」ではなく「〜に味付けする」という動詞。

 ニックがケイトに

What makes you think I wanna take it away?

何で奪おうとしてると思うの?

この make は使役動詞、make + [人] + [動詞の原形] で「[人]に〜させる」という意味。What makes you think 〜? を直訳すると「何があなたに〜と考えさせる?」となるけど、つまり「なんであなたは〜と考える?」という意味になる。

wanna は want to のくだけた表現、take away は「奪いとる」という意味。

 ケイトがゾーイに

How about you come with me to the restaurant tomorrow night?

明日の夜、よかったら一緒にお店に行ってみない?

How about 〜 は「〜はどうですか?」。名詞とあわせて、How about you? 「あなたはどう?」とか How about the taste? 「味はどう?」という使い方が一般的だけど、How about (if) + [主語] + [述語動詞] で「〜するのはどうですか?」と提案する意味にもなるよ。

 ケイトが同僚に

No matter what I make, she doesn't eat it.

何を作っても食べないの。

No matter what は「たとえ何〜でも」なので No matter what I make は「たとえ私が何を作っても」という意味になる。

 ゾーイがケイトに

How come you don't wanna tell me?

なんで私に隠してたの?

How come 〜? は Why 〜? と同じで「なんで〜?」という意味。Why と違うのは、How come の後は肯定文と同じ [主語] + [述語動詞] という順になる点だね。

 ニックがケイトに

That's why I took a job.

だから僕、仕事を受けた。

この That's why も「だから〜だ」。

 セラピストがケイトに

It's the recipes you create yourself that are the best.

君が自分で作ったレシピがベストなんだよ。

recipes と you の間に関係代名詞が省略されていて、you create yourself 「君が自分で作った」が直前の recipes に説明を加えているので、recipes you create yourself は「君が自分で作ったレシピ」という意味。

この台詞は It's 〜 that 〜 という強調構文なので、直訳すると「最高なのは君が自分で作ったレシピだ」となるよ。


食べ物が美味しそうなので深夜に観るべきではないですね。パスタとかティラミスとか。

ストーリーに関しては特別に意外性のある展開ではないですが、ゾーイとケイトの間で色々あって涙腺が緩む場面も多かったですね。Amazon のレビューを見ても感動して泣いたという意見が多いようです。全体的に優しい世界の映画でした。

母親を失ったゾーイとうまく接することができなかったケイトが徐々に変わっていく姿も良かったよね。今回も台詞を全部覚えるのは無理だから、まずはお気に入りの台詞で練習して。

私はこれ。

I want you to take a week off

「一週間休みを取ってほしいの」

職場復帰できるのだろうか?

例文引用
映画『幸せのレシピ』

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。

レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。