今回は英語フレーズ「in case」の意味と使い方を勉強しよう。
「ケースの中」ですか? そういえば似たようなフレーズを以前勉強した気がする。
以前勉強したのは「just in case」というフレーズだね。今回のフレーズと似ているから後で軽く復習しよう。
「〜の場合に備えて」「もし〜ならば」
in case は「〜の場合に備えて」とか「もし〜ならば」という意味。
「in case of + [名詞]」の形で使ったり「in case + [主語] + [述語動詞]」というふうに使う。
たとえば「雨の場合に備えて」とか「もし困ったことがあれば」のように使えるフレーズ。「もし〜ならば」は if とほぼ同じ意味だね。
この case は「場合」を意味する「ケース」か。
In case of rain, the game will be called off.
雨の場合には試合中止です。
In case of trouble, please call me.
困ったことがあったら、私に電話してください。
In case I am late, please go ahead of me.
私が遅れたら先に行って下さい。
Take a map with you in case you get lost.
道に迷うと行けないから、地図を持っていきなさい。
In case you see him, please say hello to him for me.
彼に会ったらよろしく言ってください。
"I counted the spaces."
"Why?"
"In case the ghost is trying to communicate."
「隙間を数えた」
「隙間?」
「幽霊のメッセージかと思って」
このように in case は「〜の場合に備えて」「もし〜ならば」という意味になる。
[例文3]〜[例文5] のように、in case の後に主語と述語動詞が続く場合は、未来のことでも現在形にする点に注意。
[例文6] は映画「インターステラー」の台詞から。本棚から本が勝手に落ちたから、何かのメッセージになっている可能性に備えて隙間を数えたということ。
in case of + [名詞] のように名詞が続く場合は of が必要なんですね。
そう、その点も忘れないように注意が必要だね。
「just in case」
以前勉強した just in case はどんなフレーズでしたっけ?
just in case は「念のために」とか「〜するといけないから」という意味で、「念のために傘を持っていこう」のように使えるフレーズだね。
just in case を文頭や文尾に置いて「念のために」という意味で使ったり、just in case + [主語] + [述語動詞] で「〜するといけないから」のように使う。
例文を見てみよう。
Just in case, please tell me when you will leave Tokyo.
念のために、いつ東京を出発するのか教えてください。
Just in case it rains, you'd better take your umbrella.
雨が降るといけないので、傘を持っていった方がいい。
後ろに主語と述語動詞が続く用法に関しては、今回の「in case」と似たような使い方ですね。
そうだね。この場合も、[例文8] のように未来のことでも Just in case に続く節は現在形で表現する点に注意。