猫でもわかる 秘密の英語勉強会

「ペットのインコを大空に帰してあげよう」→大変な結果に

ニュースで英語勉強会。今回の記事はこれ。Family tries to let their pet bird go free and fails miserably

今回は、ある一家がペットのインコを逃がしてやろうとしたら大変なことになったという話だよ。

そもそもペットのインコって自然界で生きていけるのかな?

インコを放す動画が悲しすぎるとTwitterで話題に

ペットのインコを大空に帰してあげよう

記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。

ある一家がペットのインコを自然に帰してあげる決断をした。なぜ彼らがそうしようと考えたのかはわからないが、おそらくインコの鳴き声にでも悩まされていたのだろう。

そのときの様子をおさめた動画が Twitter で話題になっている。

彼らの飼い犬には別の狙いがあった。インコが地面に落ちると、すかさず咥えて走り去ってしまったのだ。

似たようなケースは他にもある。

いずれにせよ、安全な室内で大事に育てたインコを自然に帰すのは止めた方が良いだろう。インコにとって外敵は犬だけではないのだから。

ビックリした後、家族が爆笑しちゃってるじゃないですか。

なんかもういろいろ残念な結果だよね。

さて、今回の例文はこれ。

 例文

Their dog had different ideas for the confused bird, which fell to the ground the moment it was released.

彼らの犬には、その混乱した小鳥に対する別の考えがあった。そしてその小鳥は解放されるとすぐに地面に落ちてしまった。

主語は Their dog で「彼らの犬」。この家族の飼い犬のことだね。Their dog had different ideas for the cunfused bird で「彼らの犬には、その混乱した小鳥に対する別の考えがあった」となる。犬の考えは飼い主とは違っていたということ。

ここでカンマで区切って which fell 〜 と繋がっている。これは関係代名詞の非制限用法 (継続用法ともいう) といって、接続詞的な役割をしていると考えて。つまり、「〜, and it fell 〜」という感じで説明を続けている。そのため which fell to the ground は「そしてその小鳥は地面に落ちた」となる。

the moment は「その瞬間」という名詞に見えるけど、これは the moment + [主語] + [述語動詞] で「〜するとすぐに」という意味になる。the moment it was released で「それ (小鳥) が放されるとすぐに」。

よって [例文] を訳すと「彼らの犬には、その混乱した小鳥に対する別の考えがあった。そしてその小鳥は解放されるとすぐに地面に落ちてしまった」となる。

いつもは関係代名詞の前にカンマはついてなかったと思うんですけど、何が違うんですか?

たとえばカンマがなければ「地面に落ちた小鳥」という意味になるの。小鳥が何匹かいて「地面に落ちた小鳥」と「落ちなかった小鳥」を区別したい場合にはこのように表現するよ。説明を加えて初めて 1 匹に特定できるからね。

でも今回は小鳥がすでに 1 匹に特定されていて、その小鳥が地面に落ちたと言いたいのだから、このように接続詞的な説明になるんだよ。

カンマのあるなしでそんな違いがあるんですか。ちょっとややこしいですね。

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。