猫でもわかる 秘密の英語勉強会

基本動詞のイメージ「メッセージを伝える tell」

tell の基本イメージ:メッセージを伝える

tell の基本イメージは「メッセージを伝える」。自分の考えなどのいろいろな情報を言葉で伝えるってこと。

それって「話す」ってことですよね? speak や say との違いは何ですか?

speak は「口から音声を出すこと」、say は「言葉の内容」に焦点が当てられていたよね。

tell は「メッセージを相手に伝えること」に焦点が当てられているの。

メッセージを伝えるイメージ。

Tell

「メッセージを相手に伝えること」か。speak や say とはまた違うイメージなんだなぁ。

話す、伝える

 例文
[1]

She told me she is a teacher.

自分は先生だと彼女は言った。

[2]

Will you tell me what happend?

何が起こったのか話してくれませんか?

[3]

She told him to study harder.

彼女はもっと勉強しろと彼に言った。

メッセージが伝えられているでしょ。

ただ発言したのではなく、相手に伝えているところがポイントなんですね。

もっと勉強しろと彼に言った。

She told him to study harder

メッセージを伝える感じだね。

教える

 例文
[4]

Could you tell me the way to the station?

駅へ行く道を教えてくれませんか?

[5]

Tell me your name.

お名前を教えてください。

[6]

Thank you for telling me.

教えてくれてありがとう。

メッセージを伝えることから「教える」という意味でも使われるよ。

そういえば teach も「教える」でしたよね? どちらでもいいんですか?

いや、teach を使うのは専門的な知識を教える場合だね。「教育する」という意味。

それに対して、「道を教える」とか「名前を教える」という場合は単に情報を伝えているだけだから tell を使うの。

そうか、日本語ではどちらも「教える」だけど、「教育する」と「伝える」ではイメージが違いますね。

命令する

 例文
[7]

Tell him to come and see me.

私に会いに来るように彼に言って。

tell + 人 + to 〜 で「人に〜するように言う」という命令の意味になるよ。

人に命令することもメッセージを伝えることなんですね。

わかる、判断できる

 例文
[8]

It's often hard to tell whether a child is ill.

子供が病気かどうかを判断するのは難しいことが多い。

[9]

I can't tell the difference between butter and margarine.

バターとマーガリンの違いがわかりません。

「違いがわかる」「判断できる」という意味にもなるよ。

違いがわかるかどうかはその情報が伝えられるかどうかということだからね。

バターとマーガリンの違いがわからない。

Tell the difference

ひとつは明らかに怪しいよね・・・・・・。

例文引用
[8] ウィズダム英和辞典

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。

レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。