今回は英語フレーズ「how to 〜」の意味と使い方を勉強しよう。
how と聞くと「どのようにして〜」を思い出すけど、今回は how to 〜 ですか。
「〜の仕方」「どのように〜したらいいか」
how to 〜 は「〜の仕方」とか「どのように〜したらいいか」という意味。how to 〜 のかたまりが名詞句になるよ。
また、to 〜 の部分は「to不定詞」なので to の後には動詞の原形が続く。
ということは、how to + [動詞の原形] の形ですね。「名詞句になる」というのは?
how to 〜 のかたまりが名詞と同じ働きをするということ。たとえば how to drive a car で「車の運転方法」となり、これが名詞と同じ役割をする。「彼は車の運転方法を知らない」とかね。
例文を見てみよう。
He doesn't know how to drive a car.
彼は車の運転方法を知らない。
I want to know how to invest.
投資の方法を知りたい。
When did you learn how to play the guiter?
あなたはギターのひきかたをいつ習ったのですか?
The problem is how to raise funds.
問題はいかにして資金を集めるかだ。
このように how to 〜 は「〜の仕方」「どのように〜したらいいか」という意味の名詞句になる。
[例文1] では how to drive a car というかたまりが名詞の働きをして know の目的語になっているよ。
He doesn't know + [名詞句]. ですな。
そう。また、how to 〜 は how I should 〜 のように、how 以下に主語と述語動詞が含まれる名詞節に書き換えることもできる。
I don't know how to write this document.
私はこの文書の書き方がわからない。
I don't know how I should write this document.
私はこの文書をどう書けばよいのかわからない。
言い方が違うけど同じことなんだ。
「疑問詞 + to不定詞」
how to 〜 の他にも「疑問詞 + to不定詞」の形で作る表現は以下のものがあるよ。
- what to 〜 「何を〜すべきか」
- when to 〜 「いつ〜すべきか」
- where to 〜 「どこで〜すべきか」「どこに〜すべきか」
- which to 〜 「どちらを〜すべきか」
- whether to 〜 「〜すべきかどうか」
これらも名詞句を作るんですか?
そう、たとえば I don't know where to go. 「どこへ行けば良いかわからない」なら、where to go が名詞の働きをして know の目的語になる。
また、これも I don't know where I should go. と言いかえることができる。
やはり言い方が違うだけで同じことなのか。
How to read is as important as what to read.
どのように読むかは何を読むかと同じくらい重要だ。
この例文は How to read と what to read がどちらも名詞句なので、A is as important as B. 「AはBと同じくらい重要だ」となっているよ。
ぱっと見では動詞がたくさんあってややこしく感じるけど、実は基本的な構成になっているんですね。