今回は英語フレーズ「for fear 〜」の意味と使い方を勉強しよう。
辞書で fear の意味を調べると「恐れ」とありますね。
for fear 〜 は「恐れのために」かな?
「〜しないように」「〜するといけないから」
for fear 〜 は「〜しないように」とか「〜するといけないから」という意味で、否定の目的を表すときに使う表現。「〜することを恐れて」ということだね。
for fear の後には主語 (S) と述語動詞 (V) が続き、「for fear (that) + S + V」で「SがVしないように」とか「SがVするといけないから」となる。
また、教科書的には for fear に続く S V では should, might, may を使うと説明されるけど、実際には would を使う場合も多いね。
We didn't tell her the truth for fear she would be angry.
彼女が怒るといけないから私たちは本当の事を言わなかった。
I left home early in the morning for fear that I would miss the first train.
始発列車に遅れないように朝早く家を出た。
He studied hard for fear he should fail.
彼は失敗するといけないので一生懸命勉強した。
They probably didn’t say anything for fear they would not get the next job if they complained.
もし不平を言って次の仕事に就けないといけないので、彼らは何も言わなかったのだろう。
このように for fear 〜 は「〜しないように」「〜するといけないから」という意味になる。
また、for fear of + [名詞 または 動名詞] の形もよく使われるよ。
I took my umbrella for fear of rain.
雨が降るといけないので傘を持って行った。
Shut the window for fear of catching a cold.
風邪をひくといけないから窓を閉めて下さい。
They are hiding from the enemy for fear of being caught.
彼らは捕まらないように敵から隠れている。
前回の so that 〜 は「〜するために」という意味だったけど、今回は「〜しないように」なので逆ですね。
そう、so that 〜 not ・・・ でも「〜しないように」という意味になるよ。
また、以前勉強した in case も「〜の場合に備えて」なので同じような意味で使える。例文を見てみよう。
She hurried so that she wouldn't be late for the last train.
彼女は最終列車に遅れないように急いだ。
I took my umbrella in case of rain.
雨が降るといけないので私は傘を持って行った。
Take a map with you in case you get lost.
道に迷うと行けないから、地図を持っていきなさい。