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神経学者が勧める、高齢でもIQと言語力が向上する意外な方法

IQと言語力が向上する方法

数年前に運営していたブログ (今はない) を見直したら興味深い記事を見つけました (書いたことを忘れていた)。英語ブログ向きの内容なのでここに再掲します。
以下の記事を簡単にまとめた内容です。

 

 

高齢でもIQが向上する簡単な方法

人間の脳は子供時代に発達するもので、大人になるとそれ以上は良くならないと思われがちですが、チューリッヒ大学で行われた研究によると、簡単な方法で IQ が向上することが判明しています。しかも若い世代だけではなく、65歳以上の高齢者を対象とした実験でも脳機能の向上が確認されています。

その方法とは「楽器の演奏」です。
楽器の演奏を数ヶ月間練習することで、脳機能や IQ が著しく向上することが分かりました。

チューリッヒ大学の神経学者 Lutz Jäncke 教授によると、65歳以上の高齢者でも楽器の練習を週に1時間、4〜5カ月間続けることで、脳に大きな変化が現れたとのことです。

楽器の演奏がもたらす効果を以下に紹介します。

灰白質を維持する

灰白質は脳の構造を健全に保つ働きを持ち、特に自制心や意志決定などの高度な機能と関係があります。

ハーバード大学の神経学者 Gottfried Schlaug 博士の研究によると、音楽家の脳には楽器を演奏しない人よりも多くの灰白質が含まれていることが明らかになっています。さらに興味深いことに、被験者が週にわずか数時間だけ楽器を演奏した場合でも、4カ月後の記憶テストで著しい向上を示しています。

ストレスを軽減する

ご存じの通り、ストレスは高血圧や心臓病の原因にもなり体に悪影響を及ぼします。楽器を演奏すると右脳の活動に注意が向けられるため、体と脳をリラックスさせることができます。また、楽しいことをしているときと同じように、脳内のドーパミンを増やすことができます。

言語力が向上する

楽器を演奏するとリズムを刻む能力が身につき、それにより耳から入る情報の処理能力が向上します。そのため音楽のレッスンを受けている人の方が外国語が上達しやすいのです。

サウスフロリダ大学の Jennifer Bugos 准教授が行った研究によると、60〜85歳の被験者がピアノレッスンを6ヶ月間行うと、情報処理能力や記憶力が向上したりはっきりと発話できるようになるなど、言語能力の著しい向上が見られたとのことです。

脳は何歳になってもトレーニングできる

以上の研究結果から、脳は何歳になってもトレーニングで鍛えられることが分かりました。

脳の灰白質は年齢と共に萎縮して小さくなると言われています。頭を良くしたい人や外国語学習者だけでなく、認知症予防として脳の健康を維持したい高齢者にも楽器の演奏は効果的と言えるでしょう。

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