今回は、スマホをトイレで使うと病気になるリスクが高まるという話だよ。
便座に座っているときはちょっと暇だからスマホや携帯をいじる人は多そうですよね。
スマホを介してバクテリアがトイレから食卓へ
記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。
現代人にとって、トイレでスマホを使うのは珍しいことではない。Sony が 2016 年に実施した調査によると、アメリカ人の約 75% がトイレでスマホを使用している。これは一見合理的なマルチタスクのように思えるかもしれないが、実は健康面に悪影響をおよぼす可能性がある。
スマホのすきまには水分と空気があり、スマホケースは大抵ラバーでできているため、サルモネラ菌、大腸菌、赤痢菌、カンピロバクターなどのバクテリアにとって快適な環境となっているのだ。
多くの人が食事中にもスマホを使用していることを考えると、スマホを介して口からバクテリアが侵入し、病気に感染するリスクが高まっていることになる。また、たとえトイレでスマホを使用しなくても、トイレにスマホを持ちこんで、手を洗う前に触るだけでバクテリアを付着させることになる。
それでは、感染のリスクを抑えるにはどうしたら良いだろう。まず、スマホをトイレに一切持ちこまず、食事中にも使わないようにすること。ときどきスマホを消毒するのも良いだろう。そして、トイレから出るときや他人のスマホに触るときは、きちんと手を洗うことをお勧めする。
言われてみると、ファミレスとか公共のトイレでスマホを使って、そのあと何かを食べながらスマホをいじるという人は多い気がします。自分や周りの人の健康に影響をおよぼす恐れがあるんですね。
ときどき除菌ティッシュやスプレーなどでスマホを拭くことも大事だけど、そもそも食事中にスマホを使うのは衛生的にもマナー的にもよくないということだね。
さて、今回の例文はこれ。
In our technology obsessed society, it's not surprising that people are using their phones everywhere, even when going to the bathroom.
テクノロジー依存の社会では、人々が所かまわず、たとえトイレに行くときでもスマホを使うことは驚くようなことではない。
In our technology obsessed society は「我々のテクノロジー依存の社会では」。obsessed は「〜にとりつかれた」とか「〜に夢中」という意味で、ここでは technology obsessed society でテクノロジー依存の社会と訳したよ。
テクノロジーにとりつかれた社会か。
it's not surprising that 〜 は「〜は驚くことではない」。何が驚くことではないのかというと、people are using their phones everywhere 「人々が所かまわずスマホを使う (こと)」。
even when going to the bathroom は「トイレに行くときでも」。つまり、現代人はトイレ中も含めていつでもどこでもスマホを使っているということだね。
スマホがバクテリアを運ぶことを考えると、せめて誰かと一緒に食事をするときぐらいはスマホを出さないように気をつけるべきでしょうね。
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。