difficult と hard の意味は?
「難しい」と「固い」。
うん、hard には「固い」という意味もあるけど「難しい」という意味もあるよね。
あ、そうでした。
では、difficult と hard の違いは?
うーん、それは難しいですね。
今回は、「難しい」を表す difficult と hard の違いを見ていこう。
difficult は技術的・知的に困難
It was a difficult question to answer.
それは難しい質問だった。
difficult は技術的・知的に困難という意味。
これは問題解決の難しさを表すときによく使われる表現だよ。
たとえば a difficult problem で「難問」、a difficult point で「難点」という意味。
自分の知識に対して難しいということですか。
He often gets difficult.
彼はしばしば気難しくなる。
このように、人の性格を表す「気難しい」とか「扱いにくい」という意味にもなるよ。
hard は肉体的・精神的努力を要する
It's hard for me to imagine life without the Internet.
インターネットがない生活なんて想像しがたい。
Dreams come true through hard work and effort.
夢というのは努力によって現実となる。
hard は肉体的・精神的に努力を要するという意味で、つらい・困難というニュアンスも含まれる。
また、difficult は比較的かたい言葉だけど、hard は口語で使われやすいくだけた言葉だよ。
肉体的・精神的な努力を要する・・・・・・知的な難しさとは微妙に違うんですね。
その他の「難しい」
tough はつらい
It is tough to talk about this. ≒This is tough to talk about.
これについて話すのは難しい。
tough も hard に近い意味で「〜するのはつらい」「難しい」という意味だけど、tough の方が個人的な問題に使われやすいよ。
impossible は不可能
It is impossible for him to get across the river.
その川を渡るのは彼には不可能だ。
impossible は「不可能」という意味だね。
これはもう、難しいどころかできないんですね。
challenging は挑戦的
He found a more challenging job.
彼はよりやりがいのある仕事を見つけた。
challenging は「挑戦的」、つまり「難しいけどやりがいがある」という意味。
これは話し手のやる気が現れた表現ですね。
うん、難しいからこそやる気がでるという前向きな考え方もあるんだね。
やりがいのある仕事を見つけた。
それは仕事じゃないんだよなぁ。
[3][4][5] ウィズダム英和辞典
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。
レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。