今回は前置詞 around について勉強しよう。
辞書を引くと「周囲に」って意味ですね。あれ? これって・・・・・・。
何か思い出したみたいだね。では around の基本イメージいってみよう。
around の基本イメージ:ぐるりと囲んでいる
around の基本イメージは「ぐるりと囲んでいる」。世界一周とかの「一周」のイメージだよ。
これって about と同じイメージじゃないですか?
いや、ちょっと似ているけど違うんだよ。
about はぼんやりと周りにあるイメージだったでしょ。一方、around はぐるっと囲んでいる感じが強いの。
あと、about が静的なイメージなのに対して、around は動的なイメージだよ。
around のイメージ。
下の about のイメージと比べてみようか。少し違うのが分かるよね。
around はぐるりと囲んでいる感じ、about はぼんやりと周りにある感じかぁ。そう言われると確かにちょっと違いますね。
〜を囲んで
Let's sit around the table.
テーブルを囲んで座ろう。
テーブルの周りをぐるっと囲んで座っている感じでしょ。
テーブルを中心にして輪を作っているんですね。
〜の周りをまわって
The earth goes around the sun.
地球は太陽のまわりを回っている。
He is jogging around the park.
彼は公園の周りを走っている。
太陽や地球の「周囲をぐるっと回る」イメージだよ。
公園の近くをただ走っているのではなく、一周、二周と周回している感じですね。
公園の周りを走っている。
あちこちに
We drove around the small town.
その小さな町をあちこちドライブした。
look around the room for John
ジョンはいないかと部屋の中を見回す。
基本イメージから派生して「あちこちに」という意味でも使われるよ。
これは about のときと同じですね。
およそ
I will get up around 7:30.
7時30分頃に起床する。
周囲のイメージから「約、およそ」という意味にもなるよ。
これも about と同じですね。基本イメージが似ているから使われ方も似ているんですね。
その他のフレーズ
他にもこんなフレーズがあるよ。
turn around 「くるりと回る」「振り向く」
go around 「〜の周囲を回る」「歩き回る」「うわさが広まる」
look around 「周囲を見渡す」
get around 「あちこちに移動する」
sit around 「だらだらと過ごす」「ぶらぶらして過ごす」
run around 「走りまわる」
[2][5] ウィズダム英和辞典
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。
レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。