ウェスト・サセックス(イギリス)のスティーブ・トムソン氏(42)は先月、欧州で販売されている宝くじ「ユーロ・ミリオンズ」でイギリス史上9番目となる1億500万ポンド(約150億円)もの高額当選をしたものの、「普通のままでいる」ために仕事を続けることを約束しました。
当選してからというもの、トムソン氏は顧客に代金を請求することを拒み、代わりにクリスマスプレゼントを買うためにお金をとっておくように伝えています。
大富豪になっても無料で仕事を継続
トムソン氏は先週、近隣住民のために温室の設置作業を完了しましたが、その代金を請求しませんでした。
「彼は代金を請求しませんでした。彼の素晴らしい人間性を表しています」と、顧客の一人が話しました。
「すでに嫌というほどその話をしていると思うので、賞金については尋ねませんでした。お金の使い道に関するプレッシャーから解放されるでしょうから、彼が仕事を続けるのはとても良いことだと思います」
25年間にわたり定期的に宝くじを購入しているトムソン氏は、地域住民の役に立つことを約束し、顧客に「心配しないでください。私はこれからも仕事を続けるつもりです!」と話しました。
トムソン氏はミラー・オンラインのインタビューで、高額当選によって「感情のジェットコースター」に乗せられたようであり、非常にストレスが強く眠れなくなったと説明しました。また、仕事に戻ることがこの状況に対処する方法だと話しました。
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