今回は英語フレーズ「catch up」の意味と使い方を勉強しよう。
日本語の会話でも「キャッチアップ」という言葉は耳にしますよね。たしか英語の catch up は「追いつく」と習った気がします。
そう、基本的には「追いつく」という意味で覚えるけど、そこから派生して複数の意味で使われるので1つずつ見ていくよ。
「追いつく」
まずは「追いつく」という意味。先に行っている人に追いつくときなどの「追いつく」。これが基本だね。
catch up with 〜 や catch up to 〜 のように前置詞の with や to とあわせて使うよ。
I'll catch up with you soon.
すぐに追いつきます。
He ran to catch up to his brother.
彼は兄に追いつこうと走った。
Hurry up, or you won't catch up with him.
急ぎなさい。さもないと彼に追いつけないでしょう。
このように catch up は「追いつく」という意味になる。
[例文3] のように「命令形, or 〜」の形は「〜しなさい。さもないと〜」という意味になるよ。
急がないと追いつけないということですね。
「遅れを取り戻す」
次は「遅れを取り戻す」。これは、仕事の遅れを取り戻すとか、着手できなかった作業の遅れを取り戻すという意味。
この場合は catch up on + [作業内容] という使い方だね。
I caught up on my reading during my vacation.
遅れた分の読書は休暇中に取り戻した。
I sometimes had to catch up on my sleep.
時々睡眠不足を取り戻す必要があった。
I caught up on all my homework last night.
私は昨夜宿題のおくれをすっかり取り戻した。
「遅れを取り戻す」もイメージ的には「追いつく」と同じことですね。
「近況を確かめる」
ちょっと意外なのは「近況を確かめる」という意味。たとえば、久しぶりに会った人と近況報告をする場合など。会えなかった期間の情報の遅れを取り戻すということだね。
これもある意味で「追いつく」なのか。
We spent some time catching up on each other's health and families.
我々は、最近のお互いの健康や家族のことを話し合った。
Let's catch up soon.
近いうちに会おう。
このように catch up には「近況を確かめる」という意味もあるよ。
これも「追いつく」のイメージからそう遠くないので覚えやすい方かな。
[2][3][6] Tanaka Corpus
[4] 新英和中辞典
[5] 新和英中辞典
[7] 英辞郎