今回は、警戒心の強い猫が他の猫と出会って、最初は気を許さなかったけどいつの間にか親友になっていたという話だよ。
猫は警戒心が強い子が多いですからね。
恐がりな猫と友達が欲しい猫の出会い
記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。
2014 年 10 月、Jocelyn Tsaih 氏は保護施設から生後 5 カ月の子猫モリを引き取った。当時の Jocelyn 氏はルームメイト 2 人と同居していたため、モリはしばらく人に囲まれた生活を送っていた。
その後 Jocelyn 氏は彼氏の家に引っ越したのだが、2 人とも仕事をしていたのでモリに友達が必要だと考えるようになった。そこで、保護施設からもう 1 匹の猫ルーイを引き取ることにした。
ルーイは新しい環境にわくわくしている様子だったが、しばらくの間ひとりっ子として育ったモリはそうではなかった。ルーイが近づこうとすると、モリはシャーッと威嚇したり、うなり声をあげたりしてルーイを近づけようとしなかったのだ。
「モリのこのような行動を見たのはそのときだけです。モリが恐がっている様子なので彼らを 2 週間離しておき、接触させるようにしたのはその後です」と Jocelyn 氏は語った。
ルーイはモリと友達になることを決して諦めようとしなかった。モリが少しでも気を許すと、ルーイはすぐにすり寄っていったのだ。
ルーイの愛情表現がモリの警戒心を和らげたのか、気がつくとルーイがモリの近くで丸くなりゴロゴロと喉を鳴らすようになっていた。そしてついに、モリがルーイの毛づくろいをして、2 匹がピッタリと寄り添うようになったのだ。
「彼らはいつも追いかけっこやレスリングをしています。相手が見ていない隙にこっそり忍び寄るのも大好きです。そして眠くなったら、2 匹くっついて一緒に眠るのです」と Jocelyn 氏は語った。
もともとは全然タイプの違う猫だったけど、ルーイが積極的にすり寄っていったことで仲良くなったんですね。
それまで人としか接触してこなかったモリにとっては他の猫が恐かったんだろうね。
さて、今回の例文はこれ。
This is the only time we've seen him behave like this way.
彼のこのような行動を見たのはそのときだけです。
This is the only time までが一区切りで、直訳すると「これが唯一のときです」。この time の後には関係副詞の when が省略されていて、when 以下が the only time に説明を追加しているよ。
we've seen him behave like this way は「私たちは彼がこのように行動するのを見た」。see + [目的語] + [動詞の原形] で「[目的語] が〜するのを見る」という意味になるよ。behave は「ふるまう」とか「行動する」、like this way は「このように」という意味。これが直前の the only time 「唯一のとき」に説明を加えているので「彼のこのような行動を見た唯一のとき」となる。
よって、[例文] を直訳すると「これが、私たちが彼のこのような行動を見た唯一のときです」。もう少し読みやすく書き直すと「彼のこのような行動を見たのはそのときだけです」って感じだね。
それまでずっと人とだけ触れあってご機嫌だったモリが、他の猫と出会って初めて威嚇したんですね。
うん。それが今では兄弟のように仲の良い友達になって、いつも寄り添っているということだけどね。
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。