猫でもわかる 秘密の英語勉強会

映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を観ながら英語勉強会

今回は映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を観ながら英語を勉強しよう。

今回も少し古い映画ですね。どんな話ですか?

2002 年公開だから、今から15 年前になるね。これは、ある天才的な詐欺師が色々な職業に成りすましながら世界各地で罪を重ねていく、実話を基にした物語だよ。

実在する詐欺師の話ですか。事実は小説よりも奇なりと言うし、そういうのってフィクションより突拍子もない話だったりするんですよね。

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を観ながら英語勉強会

キャッチ ミー イフ ユー キャン

まずは、映画で外国語が上達するシネマ作戦のおさらいから。

 シネマ作戦とは

説明しよう。シネマ作戦とは映画好きの情熱を英語力に変換する勉強法である。

英語に限らず、映画やアニメで外国語を覚える人は少なくない。方法は次の通り。

シネマ作戦

単語を変える練習は「パターンプラクティス」とも呼ばれ、実績ある練習法として古くから知られている。

好きな歌を覚えるように、映画を観ながら好きな台詞を繰り返し音読するのがポイントだ。

ここからは映画の台詞をたくさん取り上げるけど、無理に全部覚えようとしなくていいからね。とりあえず、こんな台詞もあるんだということだけ抑えて、好きな台詞に絞って練習するといいよ。

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

 父親がフランクに

You don't have to go to school today.

今日は学校行かなくてもいいからな。

don't have to 〜 は「〜する必要がない」。have to 〜 を「〜しなければならない」と覚えたことがあると思うけど、これは「仕方なくせざるを得ない」というニュアンスもあるので、否定文にすると「〜する必要がない」となる。

「〜してはいけない」ではないから注意。

では、「〜してはいけない」と言いたい場合は?

その場合は must not 〜 を使って、You must not go to school today. だね。

 父親がフランクに

You thought I forgot?

忘れてると思ったのか?

疑問文なので文法的には Did you think 〜? とするところだけど、話し言葉なので普通の語順のままになっているよ。

 母親がフランクに

Frankie, you don't have to wear the uniform here.

フランキー、ここでは制服着なくていいのよ。

Why don't you take off your jacket?

この上着だけでも脱いでいったら?

これも don't have to 〜 「〜する必要がない」だね。uniform は「制服」。

Why don't you 〜 は「〜したら?」という提案や助言を表すフレーズ。take off 〜 は「脱ぐ」。off が「離れる」イメージなので、服や靴などを手にとって体から離す感じだね。

 ホテルの支払いについて

Is it all right if I write you a check for the room?

支払いは小切手も使えるかな?

check は「小切手」、write a check で「小切手を切る」、write [人] a check で「[人] に小切手を切る」となる。

 部屋に踏み込んだカールに

Mind if I see some identification?

身分証を見せて貰えるかな?

Mind 〜 は Do you mind 〜 の Do you が省略されたもので、Do you mind 〜? は「〜してもいいですか?」という質問。

この Do you mind 〜? は直訳すると「嫌がりますか?」とか「気にしますか?」となるので、返事としては Yes なら「嫌がる」つまり「〜しては駄目」、No なら「嫌がらない」つまり「〜しても良い」となる。

Yes が「駄目」で No が「良い」か。ややこしいですね。

 フランクがブレンダに

Do you know if they're hiring here at the hospital?

ここで職員募集してないかな?

この if は「もし」ではなく「〜かどうか」。if they're hiring here at the hospital で「ここの病院で職員を募集しているかどうか」となる。Do you know 〜 で始まる質問なので「ここの病院で職員を募集しているかどうか知っている?」という意味だね。

 フランクの部屋でブレンダが

What if he's in surgery?

そのドクターが手術中だったら?

What if 〜 は「もし〜だったらどうなる?」という質問。

 フランクがある人物に

What if you were engaged to a doctor? Will that change anything?

もしきみが医者と婚約したら、何かが変わるかな?

これも What if 〜 で「もし〜だったらどうなる?」。be engaged to は「〜と婚約している」。

 フランクがある人物の父親に

I'm just a kid who is in love with your daughter.

僕はただのお嬢さんに惚れてる男です。

who は関係代名詞。who is in love with your daughter 「あなたのお嬢さんに惚れてる」が直前の a kid に説明を加えている。

 カールが飛行機でフランクに

I'm going to figure it out sooner or later.

そのうち謎を解いてやる。

figure out は「(答えを) 見つけ出す」。sooner of later は「遅かれ早かれ」。つまり、いつかは答えを見つけ出してやるぞ、ということ。

 ある人物がフランクに

In two days, I'll be there no matter what, at 10:00 am.

2 日後に行くわ、何があっても 10 時に。

In two days は「2 日以内」ではなく「2 日後」だね。no matter what は「たとえ何があろうと」。

2 日後に行くわ、何があっても 10 時に。

I will be there no matter what

これ絶対来ないやつ。

 空港での捜査官たちの台詞

He must've got wise to us.

きっと感付いてる。

must've は must have の略で「〜したに違いない」。get wise to 〜 は「〜に気づく」なので、直訳すると「彼は私たちに気づいたに違いない」となる。

 カールが地元警察官に

Let me in the car!

俺も一緒に乗せろ!

Let me in は「私も入れて」という意味。使役動詞の let は普通なら let + [人] + [動詞の原形] という形で使うけど、このように let me in とか let me out ということもあるよ。

たしか、Don't let me down で「私をがっかりさせないで」でしたね。

 新しい職場でのフランクの挨拶

I'm supposed to start work here today.

今日から勤めるんですけど。

be supposed to 〜 は「〜することになっている」なので「今日から勤めることになっている」という意味だね。

今回も be supposed to 〜 が出ましたね。

 フランクがカールに

Mind if I take a look?

見てもいいかな?

(中略)

I'll bet this guy steals checks out of mailboxes.

この犯人はきっと小切手を郵便受けから盗んでる。

この Mind も Do you mind の Do you を省略したもの。

bet は「賭ける」という意味の他に「きっと〜と思う」とか「断言する」という意味もあるよ。

 


 

犯罪者の話なので、普通に逮捕されて終わり、という展開を予想していたんですが、これは意外な結末でしたね。やっぱり事実は小説より奇なりってことか。

人生は何が起こるかわからない、人間万事塞翁が馬とも言うね。今回も台詞を全部覚えるのは無理だから、まずはお気に入りの台詞で練習して。

例文引用
映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。

レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。