今回は英語フレーズ「happen to 〜」の意味と使い方を勉強しよう。
happen は「起こる」だったかな。
「たまたま〜する」「偶然〜する」
happen to + [動詞の原形] で「たまたま〜する」とか「偶然〜する」という意味になる。「たまたま知っている」とか「偶然出会った」のように使うよ。例文を見てみよう。
I happened to know his phone number.
たまたま彼の電話番号を知っていた。
I happend to see her at the store last week.
先週その店で偶然彼女に会った。
I saw her なら単に「彼女に会った」ですけど、述語動詞の saw を happened to see に変えることで「偶然彼女に会った」となるんですね。
そう、簡単に言うと述語動詞の前に happen to を入れるだけ。ただし、現在形や過去形など、動詞の形を適切に変えることを忘れないようにしないとね。
このように happen to 〜 は「たまたま〜する」「偶然〜する」という意味になる。また、疑問形にすると「ひょっとして〜?」という意味になるよ。
Do you happen to know him?
ひょっとして彼を知ってる?
Do you happen to know if she has a boyfriend?
あの娘って彼氏いるのかな?
このように Do you happen to 〜 で「ひょっとして〜?」と少し控えめな質問になる。
[例文4] は映画『ソーシャル・ネットワーク』の台詞。この if は「もし」ではなく「〜かどうか」という意味で、if she has a boyfriend で「彼女に彼氏がいるかどうか」という名詞節を作っている。直訳すると「彼女に彼氏がいるかどうか、ひょっとして知っている?」となるよ。
ストレートに聞くより柔らかい印象になりますね。
偶然彼女に会った。
不自然すぎる。
[4] 映画『ソーシャル・ネットワーク』
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。
レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。