猫でもわかる 秘密の英語勉強会

おてがら猫、身動きのとれなくなった男性を救出する

今回は、ガレージのドアに腕を挟まれて身動きがとれなくなった男性が猫のおかげで救出されたという内容だよ。

それ、猫がいなかったらずっと挟まれたままだったのでしょうか?

腕が挟まれた男性、猫のおかげで九死に一生を得る

おてがら猫 身動きのとれなくなった男性を救出する

記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。

オンタリオ州に住むメアリー・ジョンストンさんの飼い猫が一人の男性を救出したことで話題になっている。


Woman's World

ある日メアリーさんが自宅で読書をしていると、飼い猫のアイビーが何かを気にするように窓とソファーの間を行ったり来たりしていた。普段のアイビーはソファーの上でおとなしくしているのだが、その日はいつもと様子が違った。アイビーはメアリーさんのひざに跳び乗り、注意を引きつけようとした。

「何かうめき声のような音が聞こえました」。メアリーさんが外に出て音の出所を探すと、その音は隣に住むエリック・ラッセルさんの物置から聞こえてくることが分かった。エリックさんの腕がガレージのドアに挟まれ、身動きがとれなくなっていたのだ。

メアリーさんはすぐに助けを呼び、エリックさんは病院に運ばれた。エリックさんは腕と神経に重傷を負ったが、医者の話では、もう少し遅ければ腕を失なっていたかもしれないという。猫のアイビーがエリックさんを助けたのである。

アイビーはもともと保護施設から貰われてきた猫だったので、そのときの恩返しをしたのかもしれない。

実際に救出したのはメアリーさんだけど、猫のアイビーがいなければ誰にも気付かれなかったかもしれませんね。

うん、アイビーがそわそわしているのを不思議に思ってメアリーさんが行動したからね。救出されたエリックさんは、感謝の気持ちをこめてアイビーにプレゼントを贈ったそうだよ。

さて、今回の例文はこれ。

 例文

The hero of the story is a two-year old kitty who lives with her 72 year-old owner, Mary Johnston in a small town of Tehkummah.

この話の主人公は、72 歳の飼い主メアリー・ジョンストンさんと一緒にテカマーの小さな町に住む 2 歳の子猫である。

ちょっと長いけど、まずは主語と述語動詞を見つけてみよう。

is があるからこれが述語動詞かな?

そう、The hero of the story 「この話の主人公」が主語で is が述語動詞だね。a two-year old kitty は「2 歳の子猫」だから、ここまでを訳すと「この話の主人公は 2 歳の子猫である」という意味になる。その後の who は関係代名詞。ここからは「子猫」に説明を加えているよ。

who lives with her 72 year-old owner は「72 歳の飼い主と一緒に住む」。これが直前の a two-year old kitty に説明を加えているから「72 歳の飼い主と一緒に住む 2 歳の子猫」となる。

その後にカンマがあって、72 year-old owner, Mary Johnston となっている。これは「72 歳の飼い主」を具体的な名前で言い換えているの。だから「72 歳の飼い主メアリー・ジョンストンさん」となる。

最後の in a small town of Tehkummah はメアリーさんとアイビーが住んでいる町を表していて「テカマーの小さな町に」となる。例文を訳すと、「この話の主人公は、72 歳の飼い主メアリー・ジョンストンさんと一緒にテカマーの小さな町に住む 2 歳の子猫である」となる。

英語の語順にあわせて訳すと「この話の主人公は 2 歳の子猫である。この子猫は、72 歳の飼い主メアリー・ジョンストンさんと一緒にテカマーの小さな町に住んでいる」って感じかな。

kitty までは簡単だけど、その後にどんどん説明が追加されている感じですね。

そう。大事なことを最初に書いて、あとから説明を追加していくのが英語の特徴だね。

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。