stick の基本イメージ:突き刺す
stick の基本イメージは「突き刺す」。とがった物で突き刺して固定するイメージだよ。
スティック・・・・・・「棒」のことですか?
そうそう、stick を名詞として使うと「棒」とか「ステッキ」という意味になるよ。
動詞として使うと、棒状のもので突き刺すという意味になるの。
stick のイメージ。
刺す、突き刺す
stick a pen into an apple
リンゴにペンを刺す
stick a needle through the center
真ん中から針を刺して通す
これは「刺す」「突き刺す」という意味。とがった物を刺す感じだね。
なんでリンゴにペンを刺すんですか?
[例文2] のように「突き通す」と言うときは、stick through だよ。
前置詞 through は通り抜けるイメージでしたね。
パイナップルにペンを刺した。
なんでパイナップルにペンを刺すの?
くっつける、貼り付ける
She stuck an label on the wall.
彼女は壁にラベルを貼った。
He stuck a stamp on the envelope.
彼は封筒に切手を貼り付けた。
突き刺して動かなくするイメージから派生して「くっつける」「貼り付ける」という意味にもなるよ。
ちなみに、シールやステッカーは英語で sticker だね。
The pages have stuck together.
ページがくっついている。
このように、stick together で2つ以上のものがくっついているという意味にもなるよ。
We stuck together and helped each other.
我々は協力して助け合った。
これも stick together だけど、人と人が一緒にいるとか協力し合うという意味だよ。
へえ、stick together で「協力し合う」か。それを知らないと「お互いに刺し合う」って訳しちゃいそうだな。
文脈から、それは違うってわかるでしょ。
協力して助け合う。
そっちは協力必要ないでしょ。
動けなくする
The bus was stuck in traffic.
バスは渋滞で動けなかった。
これは「動けなくする」という意味。
例文のように be stuck で「立ち往生する」「行き詰まる」という意味になるよ。
突き刺してはいないけど、やっぱり固定のイメージなんですね。
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。
レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。