猫でもわかる 秘密の英語勉強会

有名シリーズの新作登場!『バンバン話すための瞬間英作文「基本動詞」トレーニング』

油断していました。

あの「瞬間英作文」シリーズの新作が今月発売されていたようです。僕もさっそく購入しました。タイトルは『バンバン話すための瞬間英作文「基本動詞」トレーニング』。

どんどん」「スラスラ」「ポンポン」ときて今回は「バンバン」です。
もうこれ日本人にしかニュアンス伝わんないだろって感じのオノマトペ推し。どんどんとバンバンは一体どう違うの?

瞬間英作文で基本動詞をたたき込め!

さて、今作がこれまでのシリーズと何が違うかというと、タイトルにもあるように「基本動詞」を主軸にしている点です。

目次
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基本動詞というのは、have や get のように中学で習う基本中の基本の動詞。それでいて、前置詞や副詞と組み合わせることで様々な使い方ができる便利なやつです。

たとえば、火を消すの「消す」は、extinguish という英検準1級レベルの単語もありますが、put out という句動詞でも表現できます。

Don't forget to put out the fire. 「火を消すのを忘れるな」

put と out なんて誰でも知っている単語ですよね。

基本動詞と前置詞 (または副詞) を合わせたものは「句動詞 (phrasal verbs)」と呼ばれ、特に話し言葉では難しい単語より句動詞が好まれます。

そのため英会話では難しい単語を一生懸命覚えてドヤるより、まずは基本動詞や句動詞を徹底的に習得する方が理にかなっています。当ブログでも早い段階で前置詞シリーズ基本動詞シリーズを扱ったのはそのためです。

本書は2部構成になっていて、まずは基本動詞や句動詞のイメージがわかりやすく説明されています。いいね!

基本動詞
前置詞等との組み合わせ

このような解説を読み、基本動詞のイメージを一通り理解したら瞬間英作文トレーニングに移ります。スポーツでも同じことが言えると思いますが、「理解」だけで英語が話せるようにはなりません。

何度も練習して、基本動詞や句動詞を含む英文がスラスラ言えるようになれば英会話で非常に役立つはずです。

また、海外TVドラマなどを見ているとわかりますが、句動詞は話し言葉で実によく使われるうえ、Eメールや雑誌・新聞の記事のようなインフォーマルな書き言葉でも頻出しますから、主要句動詞はしっかりおさえておかないと、いくら英語を勉強しても効果を実感できません。
日常的な使用頻度はこのような平易な単語の方が圧倒的に高いのです。

英会話はとにかく練習量がものを言います。英語をバンバン話すためのトレーニングをしたい人は要チェック!!

バンバン話すための瞬間英作文「基本動詞」トレーニング CD BOOK
  • 単行本: 285ページ
  • 出版社: ベレ出版
  • 発売日: 2018/11/10
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おまけ

余談ですが、英作文を大量にこなすことに関してこちらの男性が「量は質に変わる」という持論を展開しています。

これには僕も概ね同意で、「勉強の質」というフワッとしたものを追いかけるよりも、大量インプット&大量アウトプットの方がよっぽど効果的だと思います。

大量インプットに関しては以下の関連記事で説明しているので参照してください。