今回は英語フレーズ「That's because 〜」の意味と使い方を勉強しよう。
That's why 〜 というフレーズもありましたよね。今回のと似たような意味じゃないですか?
いや、That's because と That's why は似ているように見えて全然違うよ。
「それは〜だからだ」
That's because 〜 は「それは〜だからだ」という意味。自分の考えや結論・結果などを先に伝えて、後から「理由」を伝える場合に使うフレーズ。
逆に、That's why 〜 は「だから〜だ」という意味。先に理由を説明して、後から「結論・結果」を伝える場合に使うフレーズだよ。例文を見てみよう。
I ate all of them. That's because I was hungry.
全部私が食べたよ。お腹が減っていたからね。
I was hungry. That's why I ate all of them.
私はお腹が減っていた。だから全部食べたよ。
[例文1] は、全部食べたという「結果」を先に説明して、That's because 〜 で「理由」を伝えている。
逆に [例文2] は、「理由」を先に説明してから That's why 〜 で「結果」を伝えているでしょ。
フレーズの使い方も、理由と結果を伝える順序も逆になっていてややこしいですね。
慣れるまでは混乱しがちだね。もう少し例文を見てみよう。
I like her. That's because she is pretty.
彼女が好きだ。可愛いからね。
That's because you are tall.
それはあなたの背が高いからだ。
That's because she works too hard.
それは彼女が働きすぎだからだ。
That's why 〜 の例文も少し見よう。
She is pretty. That's why I like her.
彼女は可愛い。だから好きだ。
That's why I need your help.
だから君に手伝って欲しいんだ。
このように、「結論・結果」→「理由」という流れならThat's because 〜、「理由」→「結論・結果」なら That's why 〜 を使う。
[理由] That's why [結論・結果]
[結論・結果] That's because [理由]
やっぱりややこしいんですけど、覚えるコツとかないですか?
実際に自分で何度も使ってみることだね。使ってみるとわかるけど、日本人は理由を先に言ってから結論を後で伝えるという流れを好むから、That's why 〜 の方が親しみやすいと思うよ。
逆に結論から伝えたいときは、That's because 〜 で理由をあとづけする感じですか。
全部私が食べたよ。
理由も言い訳もなしかよ。