猫でもわかる 秘密の英語勉強会

ことわざ「人を呪わば穴二つ」は英語で・・・?

人を呪わば穴二つ

人を呪わば穴二つ1
人を呪わば穴二つ2

人を呪わば穴二つ。

今回意味が分からないんだけど・・・・・・。

いっぺん、しんでみる?

いやそれも意味わかんない。

このことわざの意味は、他人を呪い殺せば自分も呪い殺されるから、葬るための穴が二つ必要になるってこと。つまり、他人に害を与えると必ず自分に返ってくるという教えのことわざだよ。

へえ、そういうことだったんですか。

たしかに、他人に悪意をぶつけているうちに巡り巡って自分に返ってくるケースをよく目にしますね。

「人を呪わば穴二つ」の英語版はこれ。

[英語のことわざ]

Curses return upon the heads of those that curse.

呪いは呪う人の頭上に帰ってくる。

Curse は「呪い」という意味の名詞でこの文の主語、return が述語動詞で「帰ってくる」だね。

Curses return で「呪いは帰ってくる」か。

upon は「〜の上に」という意味の前置詞だから、upon the heads で「頭上に」だね。

その後の those は特に誰かを指しているわけではなく、「一般の人」ぐらいの意味。

それに続く that は関係代名詞。最後の curse は今度は動詞として使われていて「呪う」という意味。この that curse が直前の those を修飾しているの。

修飾とは?

those に説明を加えているということ。those that 〜 で「〜する人」となるから、those that curse で「呪う人」ってことだね。

ということで、upon the heads of those that curse で「呪う人の頭上に」となるよ。

どこの国でも呪いは自分に帰ってくるんですね。

同じ意味のことわざが他にもあるよ。

[類句]

People who live in glass houses should not throw stones.

ガラスの家に住む者は石を投げてはならない。

People が主語で who は関係代名詞。who live in glass houses が主語の People に説明を加えているの。

「ガラスの家に住む者」ですね。

そう。そして should not throw stones で「石を投げてはならない」だね。

これで「人を呪わば穴二つ」と同じ意味のことわざになるんだ。

まあ、ガラスの家の中で石を投げたら自分も危ないですからね。普通は投げないでしょ。

People who live in glass houses should not throw stones.

People who live in glass houses should not throw stones

悪意しかない。

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。

レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。