10代の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんは、トリノで行ったスピーチで「世界のリーダーたちを壁に立たせるべき」と発言したことを謝罪しました。
英語とスウェーデン語の違い
このフレーズは、英語では銃殺刑を連想する表現になりますが、グレタさんは母国語のスウェーデン語では別の意味になると説明しました。
「これは第二言語で即興でスピーチをする際に起こるものです」と、グレタさんはTwitterで述べました。
グレタさんは、スペインの首都マドリードで開催された第25回気候変動枠組条約締約国会議(COP25)に出席した後、トリノでスピーチを行い、「世界のリーダーたちは今も自らの責任から逃れようとしていますが、私たちはそれができないようにしなければなりません」と話しました。
「私たちは必ず彼らを壁に立たせ、彼らは私たちの未来を守るために自分の仕事をしなければなりません」
このフレーズ(通常は銃殺刑を意味する)に懸念を抱いたグレタさんは、その後Twitterで説明しました。
「私は昨日、リーダーたちに責任を取らせなければならないと言いましたが、残念ながら『壁に立たせる』と発言しました」と、グレタさんは記しています。
「それはスウェーデン語のフレーズです。'att ställa någon mot väggen'(壁に立たせる)とは、誰かに責任を取らせることを意味します」
「もちろん、もしこれを誤解した方がいたら謝罪します。学校ストライキ運動全体と同様に、いかなる形の脅威にも反対しているという事実をいくら伝えても足りません。言うまでもないことですが、とにかく言います」
Yesterday I said we must hold our leaders accountable and unfortunately said “put them against the wall”. That’s Swenglish: “att ställa någon mot väggen” (to put someone against the wall) means to hold someone accountable.
— Greta Thunberg (@GretaThunberg) 2019年12月14日
That’s what happens when you... (1/2)
... improvise speeches in a second language.
— Greta Thunberg (@GretaThunberg) 2019年12月14日
But of course I apologise if anyone misunderstood this. I can not enough express the fact that I - as well as the entire school strike movement- are against any possible form of violence. It goes without saying but I say it anyway.
via: Greta Thunberg apologises for 'put leaders against the wall' comment