匿名アーティストのバンクシーが新しいアートワークを制作して話題になっています。このアートは、クリスマスシーズンに厳しい生活を送っているホームレスに注意を引く内容になっています。
バンクシーの新作が話題に
匿名のストリートアーティストことバンクシーは、バーミンガムの壁に、星が輝く夜空に昇るトナカイ2匹をスプレーでペイントしました。このトナカイは公共のベンチにつながっているように描かれており、まるでベンチが幻想的なソリの役割を果たしているように見えます。
作業の様子を撮影したインスタグラムの動画を見ると、ライアンという男性がフード付きのジャケットを着てベンチに横になり、荷物のような袋にもたれかかっています。
このベンチでライアンを撮影した20分間に、通りがかった人たちがホットドリンク1杯とチョコレートバー2本、ライター1つをライアンに与えてくれました。ライアンは何も要求していません。
この投稿はこれまでに140万回閲覧されています。
バンクシーの作品は、多くの人がホームレス状態にあることを人々に思い出させるかもしれません。特に年末年始のような寒い時期には厳しい生活を迫られます。
ホームレス状態の人々のための英国慈善団体 「Crisis」 によると、英国全土で現在何人がホームレスであるかを示す全国的な数字はありませんが、規模の目安として、2017年には4,751人が野宿した経験があると報告しています。
英国の住宅慈善団体「Shelter」の報告によると、現在13万5,000人の児童がホームレスとして英国の仮設住宅で生活しています。これは12年間で最も多い数字です。
via: Banksy unveils Christmas artwork drawing attention to homelessness