ビットコインの3日足チャートを見ると、50期間移動平均線(MA)と100期間MAがゴールデンクロスを形成しようとしています。
coindeskの記事によると、もし上記のMAが交差すると2015年以来4年ぶりの強気シグナルになり、今後8400ドルを目指す可能性があるとのことです。2015年にMAが交差した時は、それまで低調だったビットコインが上昇トレンドに転換しています。
ビットコインに4年ぶりの強気シグナル
長期のビットコイン価格指標は、約4年ぶりに強気に転じようとしています。
3日足チャート上の50期間移動平均(MA)は上昇しており、間もなく100期間MAと交差して強気クロスオーバーを形成する可能性があります。これは2015年10月以来初めてのことです。
テクニカル分析理論によると、強気クロスオーバーは強気相場の勢いを示す強力なインジケーターになります。
3日足チャート(2015年)
BTCの弱気相場は2015年1月に約150ドルの安値で勢いを失い、その後9月間におよび200〜300ドルのレンジに留まりましたが、その後上昇トレンドに転じ、7月12日の高値318ドルを10月28日に上抜けました。
注目すべきは50期間MAと100期間MAが10月16日に強気クロスオーバーを形成したことです。これはBTCが強気相場に突入する12日前に起こりました。
ビットコインはその後2年間にわたり安値と高値を切り上げながら安定して上昇を続け、2017年12月には2万ドルの高値を記録しました。
3日足チャート(2019年)
50期間MAが間もなく100期間MAを上抜け、強気クロスオーバーを形成する可能性があります。
しかし今回のBTCは、過去6ヶ月間ですでに185%以上の上昇をしているため、すぐに急騰しないかもしれません。
2015年と幾分異なる点は注目に値します。当時のBTCは10月まで9ヶ月間100ドルのレンジ内に留まっており、その間に移動平均線は底を打ちました。
さらに、2015年10月16日にクロスオーバーが形成されたとき、ビットコインが弱気相場の安値から上昇したのはわずか67%、このときRSIは50を超え強気シグナルを発しました。簡単に言うと、強気クロスオーバーが確認されたときのBTCには上昇の余地があったということです。
via: Bitcoin Price Eyes Chart Pattern That Kicked Off Bull Market in 2015