猫でもわかる 秘密の英語勉強会

ホンダ、自動でバランスをとって自立するバイクを発表

今回は、ホンダが自動でバランスをとってくれるバイクを開発したという内容だよ。

自動でって、バイクが勝手にバランスをとってくれるんですか?

そう、さっそく読んでみよう。

ホンダが自立するバイクを発表

ホンダ 自動でバランスをとってくれるバイクを発表

記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。

ご存じの通り、バイクが倒れないように保つのは容易なことではない。しかし、ホンダがついに自動でバランスをとり、スタンドを使わずに自立することもできる Honda Riding Assist を発表した。これでより安全にバイクを楽しむことができるだろう。

ホンダのロボット技術を応用した Honda Riding Assist では、ジャイロスコープではなく UNI-CUB パーソナルモビリティのバランス技術が使われており、停止時に自動でバランスを保ち自立することができる。また、動画ではタッチしたオーナーの後をトコトコとついてくる様子が映し出されている。これで駐車場まで誘導するのも簡単になるだろう。

バイクが立った!

しかもオーナーの後ろをついてきているよ。

これで立ちごけのリスクもだいぶ減るでしょうね。すごい技術だなぁ。

でも、ピザ屋のバイクみたいに 3 輪にすればもっと簡単にこけないバイクができるよね?

それはバイク乗りが納得しないんじゃないですかね。

そういうものなのかな。

さて、今回の例文はこれ。

 例文

As every motorbike owner knows, keeping them upright can, at times, be a challenge.

すべてのバイクオーナーが知っているように、バイクが倒れないようまっすぐに保つことは、ときどき難しいことがある。

いつも通り、まずは主語と述語動詞を見つける必要があるんだけど、最初の As every motorbike owner knows は「すべてのバイクオーナーが知っているように」という意味。As は接続詞で「〜のように」。

この後に出てくる keeping them upright が [例文] の主語で、「それらをまっすぐに保つこと」という意味だね。keeping は動名詞。them はバイクのことを指しているから「バイクが倒れないようまっすぐに保つこと」ということ。

主語の後には述語動詞があるんだけど、can, at times, be a challenge となっているね。この at times をいったん無視するとこうなる。

 at times を無視

keeping them upright can be a challenge.

主語が keeping them upright で、その後の can be が述語動詞。さっき無視した at times 「ときどき」は、この文に挿入されていただけなんだよ。

というわけで、「バイクが倒れないようまっすぐに保つことは、ときどき難しいことがある」となる。

今回の英文は、can の直後にカンマがあって助動詞と動詞が離れているせいで分かりにくくなってますね。

うん。今回の at times のような「挿入」があると全体の構造が読み取りにくくなるから注意が必要だね。

しかし、ホンダはさすが二足歩行ロボットを開発しただけのことはありますね。バイクに慣れている人でもたまに立ちごけすることがあるらしいですよ。

この調子で技術が発展すると、自動運転バイクが登場する日も遠くはないかもね。

バイクって自動車のような利便性より娯楽性を重視した乗り物のイメージがあるから、自動運転になっちゃうともはや何が何だか分からない気がしますけどね。

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。