put の基本イメージ:何かをどこかに位置させる

put の基本イメージは「何かをどこかに位置させる」。

何かをどこかに位置させる・・・・・・ちょっと長いですね。

そう、「何か」を「どこかに」という2つのポイントがあるからね。言葉で表現するとちょっと長くなっちゃうの。

put のイメージ。


この「何か」というのは、ものだけでなく人や考えなどいろいろなものがあるよ。
置く、入れる
Misa put the book on the desk.
ミサはその本を机の上に置いた。
Rei put the pen in [into] her pocket.
レイはそのペンをポケットの中に入れた。
He put a calendar on the wall.
彼はカレンダーを壁に貼った。
Do you put milk in your coffee?
コーヒーにミルクを入れますか?

これらは「何か」を「どこか」に置いたり入れたりするという意味だよ。

この場合、I put the book. のような場所を示さない言い方は普通しないからね。

例文では「机の上」「ポケットの中」というふうに場所が示されていますね。

うん。あと、put は「置く」と覚えがちだけど、例文のように入れたり貼ったりもする点にも注意して。「コーヒーにミルクを置く」なんて言ったら変だもんね。

日本語にすると「入れる」「貼る」のようにいろいろな表現があるけど、「どこかに位置させる」イメージで考えると全部同じことなんですね。
ある状態にする
Please put yourself at ease.
どうぞくつろいでください。
She put his tie straight.
彼女は彼のネクタイをまっすぐに直してやった。
We were put under a new manager.
私たちは新しい管理者の元に置かれた。

これは「ある状態にする」「ある状態に置く」という意味。

場所ではなく「ある状態」に位置させることもできるんですね。

ネクタイをまっすぐに直してやった。


しまってる、しまってる。
言い表す、表現する
She put the point well.
彼女は要点をうまく表現した。
How do you put it in English?
これは英語ではどのように言うのですか?
I can't put into words how much I love him.
彼のことがどんなに好きかは言葉では言い表せない。

考えや気持ちなどを「言い表す」「表現する」という意味だよ。

これはものではなく「考え」を対象にしているんですね。

言葉では言い表せないほど好き。

ドキッ。


やっぱり魚かい。
登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。

レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。