記事タイトルに難しい単語がいくつかありますね。
autistic は「自閉症」だから、10-year-old autistic girl で「10歳の自閉症の少女」だね。
Hallelujah は『ハレルヤ』という曲名で goosebumps は「鳥肌」。だから記事タイトルを直訳すると「『ハレルヤ』を歌う 10 歳の自閉症の少女があなたに鳥肌をもたらす」。つまり、鳥肌が立つほど 10 歳の少女の歌がすごいってこと。
えー、ちょっとハードル上げすぎじゃないですか?
動画があるから実際に見てみよう。
10 歳の少女が歌う「ハレルヤ」、3 日で 17 万再生
記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。
北アイルランドに住む 10 歳の少女が世界中で話題になっている。少女の名前はケイリー・ロジャース。聖歌隊でケイリーがレオナルド・コーエンの「ハレルヤ」を歌う動画が、わずか 3 日で 17 万回も再生されているのだ。
ケイリーは自閉症と ADHD (注意欠如多動性障害) を抱えているが、その歌声は世界中の人々を驚かせ、動画には「何て素晴らしい歌声だ」「レオナルド・コーエンも喜んでいるぞ」などケイリーを賞賛するコメントが多数寄せられている。
本当に 10 歳とは思えない歌声ですね。
大人っぽい声だよね。せっかくだから、ケイリーの歌を聴きながら動画に寄せられているコメントをいくつか見てみよう。
- この子には素晴らしい歌の才能があるし、子供たちもみんな神様から特別な贈り物をもらっているね。
- 本当にすごい。ここ最近で一番笑顔になれた。彼女にありがとうと伝えたい。そしてメリークリスマス!
- 素晴らしい、目に涙が溢れてきた! おみごとです! ベルギーから愛を。そしてメリークリスマス!
- みんなすごい。美しい。ハッピークリスマス。
- 感動的! 本当にすごい、みんなよくできました。とても美しい聖歌隊、そしてとても美しくて才能溢れた少女。
絶賛されているなー。
音楽は世界の共通語ってやつだね。私が見た時点で 800 件以上のコメントが付いていたよ。まだまだ増えそうだね。
さて、今回の例文はこれ。
According to the National Autistic Society, autism is a "developmental disability that affects how a person communicates with and relates to other people".
国立自閉症協会によると、自閉症とは「他人とのコミュニケーションの取り方や、関わり方に影響を及ぼす発達障害」である。
According to が「〜によると」、the National Autistic Society が「国立自閉症協会」。
autism は「自閉症」で、developmental disability は「発達障害」だから、autism is a developmental disability で「自閉症は発達障害 (のひとつ)」。
その後の that は関係代名詞で、that 以降の文が「発達障害」に説明を加えているよ。that affects how 〜 が「どのように〜するかに影響を及ぼす」。
how 以降は接続詞の and で次の 2 つの文が 1 つにまとめられていると考えて。
how a person communicates with other people
人がどのように他人とコミュニケーションをとるか
how a person relates to other people
人がどのように他人と関わるか
よって、自閉症とは上の 2 つに影響を及ぼす発達障害である、となる。
自閉症や発達障害も個性のうち、という議論もあるようですね。
個性と障害の線引きって簡単なことではないからね。
それにしても 10 歳にして世界中で話題になるほどの歌が歌えるなんてすごいですよ。僕なんてカラオケではひどいもんですけど。
まあ、それも個性のうちなんじゃない?
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。