手のひらサイズの子猫が、アーリントン(バージニア州)のノヴァ・キャット・クリニックに連れてこられました。アーリントン福祉協会のスタッフが特殊な治療が必要だと気付いたのです。その小さすぎる子猫は、およそ生後一週間で体重はわずか50グラムしかありませんでした。
体は小さくてもいつも元気
子猫用サイズの哺乳瓶よりさらに小さいにもかかわらず、子猫はとても勇敢でした。ノヴァ・キャット・クリニックでネコ科の獣医師免許を持つエレン・カロッツァ氏は、危機的状態にある子猫を助けることを目的とした慈善プログラムに子猫を連れて行きました。
子猫はマグラットと命名され、初日からファイターであることを証明していました。
マグラットは哺乳瓶にしがみつき、お腹いっぱい限界までエサをたくさん食べました。
「体重は増えたものの、筋肉量は増えませんでした。これは新生児の問題です」とエレン氏は話しました。
マグラットを暖かく保つために、昼寝の時間には保育器に入れて体温を調節しました。
生後16日目までには、他の子猫と変わらない143gに達していました。
マグラットのような新生児の子猫は、母乳に含まれる抗体が不足するため、特に感染症にかかりやすくなります。
マグラットは細菌性肺炎に感染し、酸素テントで10日間過ごしましたが、小さなファイターは、治療中いつも元気いっぱいでした。
「マグラットが回復したのは幸運でした」
現在、生後2カ月のマグラットはまだポケットサイズですが、よくエサを食べて毎日順調に成長しています。
「年齢の割に小さいことを除けば、行動は普通の子猫と変わりません」とエレン氏は語りました。
「この子のお気に入りの遊びはかくれんぼです。人間を驚かせて逃げるのが大好きです」
via: Kitten Who is Unusually Small, Finds Someone to Help Her Grow