コーヒーを飲む人は、そうでない人と比べて、肝臓がんのリスクが半分であることがある研究で明らかになりました。
コーヒー豆に含まれるポリフェノールにより、がん細胞の分裂を防ぐ可能性があるようです。
コーヒーが肝臓がんのリスクを減らす
クイーンズ大学ベルファストの研究者らによる約50万人を対象とした調査によると、そのうちの4分の3以上が日常的にコーヒーを飲んでいることがわかりました。
コーヒーを飲んでいる被験者は、そうでない人と比較して、肝細胞がんと診断される割合が50%低いことがわかりました。肝細胞がんは、肝臓がんの10例中9例を占めています。
クイーンズのUna McMenamin博士は、「我々の調査結果によると、コーヒーには健康上の利点がある言っても良さそうです」と語りました。
論文の筆頭著者であるKim Tu Tran氏は、「コーヒーを飲む習慣がある人は、その習慣を続けることが健康に良いことを実感するでしょう」と話しました。
「なぜなら、コーヒーには抗酸化物質やカフェインが含まれており、これらにはがんを予防する可能性があるからです」
「しかし、コーヒーを飲んでも、禁煙やアルコールの削減、減量(ダイエット)ほど肝臓がんを予防するわけではありません」