リッチモンド大学(米)の研究者らは、17匹のネズミグループにシリアルのかけらを与え、小さなプラスチック製の車を運転する方法を教えました。
研究リーダーのケリー・ランバート博士は、ネズミたちは実験の間リラックスした気分になり、この発見は精神疾患の非薬物療法に役立つ可能性があると述べました。
「ドライブたーのしー!」
実験に用いたネズミの一部は実験室で飼育されましたが、他のネズミは「豊かな環境」に住んでいました。つまり、それらのネズミは、より自然な場所に生息していたのです。
「豊かな環境」で飼育したネズミは、実験室のネズミより有意に優れた運転をしました。
この実験後、研究者らはラットの糞を採取し、ストレスホルモンであるコルチコステロンおよび抗ストレスホルモンであるデヒドロエピアンドロステロンを検査しました。
すべてのネズミでデヒドロエピアンドロステロンの濃度が高く、これは新しい技術を習得した満足感と関連していると考えられています。
ランバート博士はAFP通信に、この調査結果はさまざまな精神状態に対する治療法に関して、将来の研究に有用であることが証明されるだろうと語りました。
via: Rats taught to drive tiny cars to lower their stress levels