数週間前、ラスベガスに拠点を置く動物保護団体のニッキ・マルティネスとレスリー氏が、TNR(野良猫を捕獲し、避妊手術を施して元の場所に返す活動)を行っていると、排水溝から子猫の鳴き声が聞こえてきました。
排水溝から子猫、生存したのは一匹だけ
レスリー氏はすぐにトランクからスペアタイヤ工具を取り、マンホールをこじ開けました。
「そしてレスリーは手袋をはめて、マンホールからゴキブリだらけの排水溝に降りて、その子猫を保護しました」とニッキー氏は話しました。
レスリー氏は一生懸命に鳴いている子ネコと、他に二匹の子猫を見つけましたが、残念ながらその二匹はひどい環境の中で生き延びることができませんでした。
一匹の子猫は、大きな鳴き声のおかげでレスキューに助けてもらうことができたのです。
レスキューチームはその後すぐに母猫の居場所を見つけ、子猫たちと再会させることができました。
子ネコは母猫のぬくもりを感じるとすぐに、大きな鳴き声をあげて、おなかの下に潜り込んでいきました。ニッキー氏は猫たち家に連れ帰り、静かで快適な場所を確保しました。
「路上で子猫を育てるのではなく、清潔で快適、そして静かな部屋で育てることができます」
ベイビー・レスリーと名付けられた子猫は、とても小さいものの感受性が豊かです。レスリーはミルクバーを独り占めして、自分の意見を遠慮なく主張します。
スーと名付けられた母猫は、一人っ子のレスリーをいつも可愛がり、たくさんのエサと綺麗な水を与えます。
数日後、ベイビー・レスリーの目が開き始めました。母猫のミルクと安全な環境によって、彼女は大きく健康な子猫に育っています。
外で生まれた多くの子猫はそれほど幸せではないものの、ベイビー・レスリーは幸運な子猫です。
「母猫と子猫を世話するのは確かに愛らしいことですが、現実は野良猫の増加により、2,300匹の猫や子猫が施設で毎日安楽死させられています」とニッキー氏は語りました。
ベイビー・レスリーは、排水溝から抜け出し快適な家庭環境を見つけた小さな子猫の戦士です。
もっと成長して社交的にならなければならないですが、今のところ健康で幸福、そして食べ物の心配をする必要もありません。
via: Kitten's Loud Cries Help Rescuers Find Her, They Locate Her Cat Mom too