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ビットコインバブルのピーク時からドルコスト平均法で積み立てていたら今頃どうなっていたのか?

BTCUSD

はいどうも。投資は期待値に基づくシステムトレードが最強だろJKと思っているワイです。

2019年に入ってからビットコインが上昇を続けており、現時点で年始から3倍近い価格にまで高騰しています。

「あのとき買っておけば今頃は・・・・・・」と言う後出しジャンケンには何の意味もなく、逆に2017年のピーク時に大量に購入してしまった方は「ハードラックとダンスっちまったんだよ・・・・・・」と後悔しているかもしれません。

そこでよく話題に上がるのは、購入するタイミングを分散する「積立投資」または「ドルコスト平均法」と呼ばれる手法です。

個人的には「ドルコスト平均法なんて、売りのタイミングを考慮しない思考停止投資法だろ」と思っていたのですが、検証もせずに批判するのもアレなので、「もし2017年のピーク時(約2万ドル)というノロマすぎるタイミングで積立投資を始めていたら今頃は・・・・・・?」という意地悪な設定で簡単に検証してみます。

ドルコスト平均法についての具体的な説明は割愛しますが、要するに定期的に同じ金額ずつ投資していく手法です。購入枚数ではなく購入金額を固定するのがポイント。

 

 

ドルコスト平均法って儲かるのかい?

ここでは仮想通貨取引所「Coinbase」の週足チャートを使って検証します。検証ルールは以下の通り。

  • ピーク時(2017年12月)から開始し、4週間に一度終値で購入する
  • 購入金額は1000ドルずつ
  • 検証期間は20ヶ月間、合計2万ドルを積立投資する

チャートはこちら。週足なのでローソク1本が1週間の値動きを表しています。

BTCUSD
BTC/USD(週足)

ご覧の通り、2017年のピーク時に大金を投資していたら今頃は大損しています。これをドルコスト平均法が解決してくれるのでしょうか?

検証

それでは検証です。

検証と言っても表計算ソフトに入力していくだけの簡単なお仕事です。4週間に一度、1000ドル分のBTCを購入すると以下のようになります。手数料とか細かいことは無視。

Table
4週間ごとに1000ドルずつBTCを買ってみるテスト

ドルコスト平均法は毎月の購入額を固定するので、ビットコインの単価が高いときには購入枚数が少なく、単価が安いときには購入枚数が多くなります。

購入枚数をグラフにすると以下の通り。先ほどのBTC/USDのチャートと上下逆の形ですね。

Table
ビットコインの購入枚数

2018年12月は1BTCの価格が3,195ドルだったので、バブル時の6倍近い枚数を購入しています。

検証結果 〜結局儲かってるの?〜

表計算ソフトに入力してしまえば後は簡単です。検証結果は以下の通り。

  • 合計購入枚数:3.2669 BTC
  • 合計投資額:2万ドル
  • 平均購入単価:6122.01ドル

ピーク時に19,378ドルという高値掴みはしたものの、暴落時に3千ドル台で何度か買い増しをしていたため、平均購入単価は6122.01ドルに落ち着きました。

ご存じの通りビットコインの価格は2019年から上昇を始め、現在(2019年6月23日)は10,700ドル前後を推移しています。と言うことは・・・・・・。

  • 現在のBTC資産:3万4955.84ドル
  • 現在の含み益:1万4,955.84ドル

儲かってるやん!

たとえピーク時の高値掴みからスタートしていても、20ヶ月間の積立投資を続けていたら、現時点で約160万円の含み益になっている計算です。ふむ・・・・・・。

検証前は「どうせトントン程度だろ」とか思っていたのですが、意外と良い結果になっていました。ドルコスト平均法、やるじゃん(謎の上から目線)。

おわりに

別に「ドルコスト平均法を使えば必ず儲かる」って言ってるわけじゃないので勘違いしないでよね。

投資は買うときよりも売るときの方が難しいため、やはり「いつ売るべきか」という問題は残りますし、売りたいときに暴落していれば含み損に転じる可能性も普通にあります。

今回の検証は参考程度に受け止めて頂ければ幸いです。

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