今回は英語フレーズ「cannot 〜 too ...」の意味と使い方を勉強しよう。
too ... は「・・・すぎる」だから、「・・・すぎることはできない」かな?
「いくら・・・してもしすぎることはない」
cannot 〜 too ... は「いくら・・・してもしすぎることはない」という意味。too の後には形容詞や副詞を置いて使う。
たとえば be careful が「気をつける」なので、You cannot be too careful. なら「いくら気をつけてもしすぎることはない」、つまり「念に念を入れよ」という意味になる。
なんかややこしいですね。
too ... が「・・・すぎる」だから、それを cannot で否定しているんだよ。例文を見てみよう。
You cannot be too careful about your behavior.
自分の行動には気を付けすぎることはない。
We cannot praise her too much.
彼女をどんなにほめてもほめたりない。
I cannot thank you too much.
あなたには感謝してもしきれない。
このように cannot 〜 too ... は「いくら・・・してもしすぎることはない」という意味になる。
[例文2] は「どんなに彼女をほめてもほめすぎることはない」、つまり「どんなにほめてもほめたりない」ということだね。
too much ではないということか。
cannot 〜 too ... に似たフレーズをもう1つ見てみよう。
「cannot 〜 enough」
cannot 〜 enough は「いくら〜してもしすぎることはない」という意味。
ちょっと cannot 〜 too ... と似ていますね。
そう、too much = enough と考えると次のような言い換えができるよ。
I cannot thank you enough for your kindness.
あなたのご親切にはお礼の申し上げようもありません。
I cannot praise him enough.
彼をいくら誉めても十分でない。
このように cannot 〜 enough は「いくら〜してもしすぎることはない」となる。
たとえば I cannot thank you enough. を直訳すると「いくら感謝してもしすぎることはない」となる。これは先の例の I cannot thank you too much. と同じだね。
感謝してもしきれないということか。