どうもワイです。
金融広報中央委員会 (事務局 日本銀行情報サービス局内) が、仮想通貨に関する Q&A を公開しています。この Q&A で「(仮想通貨を) 実際に試してみることが重要」と回答しています。
そんなよくわからないものなら禁止した方がいいのでは？
「仮想通貨」は、もともと「送金を安く実現したい」、「社会的に意義のある活動を応援したい」といった目的をもって設計されています。今のところ、そうした目的は十分に達成されているとは言えませんが、将来技術が十分に発達すれば、人々の生活を飛躍的に便利にするような新たな仕組みが出来上がるかもしれません。そのためには、世の中で実際に試してみることが重要であり、すでに存在する仮想通貨の使用を認めて事例を積み重ね、更なる技術開発を促進するという考え方には理があります。
仮想通貨の英語記事シリーズ、今回はこの記事を読んでいきます。
It’s Important to Try Using Cryptocurrencies, Says Japan’s Central Bank
「仮想通貨」について考えてみよう！
On March 30, the head of the Bank of Japan’s Financial Services Information Division Masashi Kuramoto published a summary Q&A called “Let’s think about cryptocurrencies!” for the general public in an educational site operated by the central bank.
3 月 30 日、日本銀行情報サービス局金融広報課長の蔵本雅史氏は、日本銀行が運営する教育サイトで「『仮想通貨』について考えてみよう！」と題した Q&A 集を一般公開しました。
The page offers a simple summary of responses to frequently asked questions (FAQs) surrounding cryptocurrencies. Questions pertain to their usage in the real world in areas like payments and remittances, their profitability as an asset and more.
同ページでは、仮想通貨に関するよくある質問 (FAQ) の回答が簡単にまとめられています。各質問は、支払いや送金といった実世界での使用や、資産としての収益性などに関連しています。
One question is a notable standout, posing the query: “Shouldn’t it be better to ban something we don’t understand?”. To this, Kuramoto is quick to claim that cryptocurrencies have not yet me the objectives for which they were created in the first place – ‘cheaper remittance’ and to ‘support socially significant activities.’ However, the official added that cryptocurrencies, when matured sufficiently in the future, could usher in a new mechanism that could dramatically convenience people’s lives in society.
ある質問は特徴的で、「そんなよくわからないものなら禁止した方がいいのでは？」と問いかけています。これに対して、蔵本氏は、仮想通貨はまだ最初の目的である「安い送金」や「社会的に意義のある活動支援」などを達成していないと回答しています。しかし、仮想通貨が将来十分に発達すれば、人々の社会生活を飛躍的に便利にする新しい仕組みができあがるかもしれないと付け加えています。
The central bank official notably added:
"To that end, it is important to actually try it in the world. There is reason to believe that [its maturity] will allow us to use existing cryptocurrencies, accumulate use cases and promote further technical development."
さらに以下の説明が続きます。
「そのためには、世の中で実際に試してみることが重要であり、すでに存在する仮想通貨の使用を認めて事例を積み重ね、更なる技術開発を促進するという考え方には理があります」
今回は仮想通貨の Q&A に関する記事でした。
リンク：「仮想通貨」について考えてみよう！
仮想通貨は仕組みがややこしいので、「よくわからない」という理由で敬遠されがちです。思い返してみると、インターネットやクラウドサービスの黎明期もそんな感じだったと思います。今はまだ多くの問題もありますが、今後信頼性や使いやすさが向上することで、一般に広く受け入れられる日が来るのではないでしょうか。その時には、ビットコインは今よりずっと高騰していることでしょう (希望)。
