猫でもわかる 秘密の英語勉強会

野良猫が老人ホームに住みつき、老人も元気になってWin-Winの関係に

ニュースで英語勉強会。今回の記事はこれ。Stray Cat Wanders into Nursing Home and Decides to Work There...

今回は、ある老人ホームに野良猫がやってきて、そこで住み込みの仕事を始めたという話だよ。

野良猫にできる仕事なんてあるんですか?

皆を元気にするので住ませてください

野良猫が老人ホームに住みつき 老人も元気になってWin Winの関係に

記事の内容を簡単に要約するとこんな感じ。

オハイオ州の老人ホームに 1 匹の野良猫が迷い込んだ。オレオと名付けられたその猫は、そのまま住み込みで働くことを決めたようだ。

オレオはすぐに施設の人気者になり、いつの間にか受付嬢として仕事の手伝いをするようになっていた。

Oreo1
「ここで働くわ」

オレオが現れたのは、オハイオ州の St. Augustine Health Ministries という施設。住人のほとんどが過去にペットを飼っていた経験を持つため、オレオがいると自分の家を思い出すようだ。住人たちはオレオに会うために部屋から出てきては、オレオを可愛がったり様子を眺めたりしている。オレオが住人たちを笑顔にしているのだ。

Oreo2
Oreo3
「温めておきました」

「オレオはまるでここの家族です。住人や職員のお手伝いをしてくれますし、私達もみんなオレオが大好きです」と受付のカルメン・デルガード氏は語った。

元野良猫のオレオは自分の家を手に入れ、その代わりに施設の皆を元気にしているのだ。

オレオは住む場所を手に入れ、住人と職員たちはオレオに元気を貰っているということですか。

アニマルセラピーのように、みんなが元気になったのなら Win-Win と言えるかもね。

さて、今回の例文はこれ。

 例文

They gave little Oreo a forever home, and she returned the favor by giving them lots of purrs and cuddles.

彼らは可愛いオレオに永遠の住居を与え、オレオは精一杯のゴロゴロとスリスリで恩返しをした。

今回は接続詞の and で 2 つの文が並んでいるパターン。1 つめの文は They gave little Oreo a forever home 「彼らは可愛いオレオに永遠の住居を与えた」。give + [人/動物] + [物] で「[人/動物] に [物] を与える」という意味。

and の後にもう 1 つの文が続いて、she returned the favor by... は「... によって恩返しをした」。favor が「好意」や「親切」という意味なので return the favor で「恩返しをする」となる。by 以下で恩返しの手段を表しているよ。

by giving them lots of purrs and cuddles の giving は動名詞。lots of が「多くの」、purr は猫が喉を鳴らすゴロゴロを表していて、cuddle は「抱擁」という意味。ここでは猫が恩返しとして、喉をゴロゴロ鳴らしたり体をすり寄せたりしているという意味になる。

ちょっと日本語に訳しにくいけど「彼らは可愛いオレオに永遠の住居を与え、オレオは精一杯のゴロゴロとスリスリで恩返しをした」としたよ。

動画を見るとオレオが住人によく懐いているのがわかりますね。住人や職員も、オレオをなでたり写真を持っていたりと、お互いに良い関係を築いている感じですね。

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。