今回は英語フレーズ「be about to 〜」の意味と使い方を勉強しよう。
「まさに〜しようとしている」
be about to 〜 は「まさに〜しようとしている」とか「〜するところだ」という意味。to の 後には動詞の原形を置いて、be about to + [動詞の原形] というふうに使うよ。
「〜している」とは何が違うんですか?
「〜している」はすでに何かをしているってことでしょ。be about to 〜 は何かをする直前だから、今しているわけでも遠い未来にしようとしているわけでもなく、今まさにしようとしているということだよ。
The bus is about to leave.
バスが出るところだ。
His smartphone is about to break.
彼のスマホが壊れそうだ。
I am about to go to bed.
これから寝るところだ。
He is about to run.
彼は走ろうとしている。
このように、「まさに〜しようとしている」という意味になる。また、過去形にすると「まさに〜しようとしていた」となるよ。
The meeting was just about to end when he arrived.
彼が着いた時、その会議はまさに終了しようとしていた。
I was about to go out when he called on me.
出かけようとしているときに彼が訪ねてきた。
[例文5] のように just を付けて just about to 〜 と言うと、何かをする「直前」というニュアンスがより強くなるよ。
彼は走ろうとしている。
アメリカのアニメかよ。
be about to 〜 と be going to 〜 の違い
be going to 〜 もこれから何かすることを表していますよね。be about to 〜 とはどう違うんですか?
be going to 〜 は未来の予定や計画を表して「〜するつもりだ」という意味になるよね。この予定は明日の場合もあれば来週の場合もあるので、たとえば I'm going to visit Tokyo tomorrow. 「明日東京に行く予定だ」のように言える。それに対して be about to 〜 はまさに今しようとしているところだから、明日や来週を表す tomorrow とか next week とあわせて使うことはできないよ。
また be going to 〜 は、tomorrow を付けずに I'm going to visit Tokyo. 「東京に行く予定だ」とも言えるけど、この場合はいつ行くのかが明確になっていない。今すぐ行くとは限らないんだよ。
そっか、be about to 〜 の方がより差し迫った感じなんですね。
[6] 新英和中辞典
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。
レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。