猫でもわかる 秘密の英語勉強会

英語で「仕事」を表す job と work の微妙な違い

シンちゃん、レイ、あけましておめでとう。

あけましておめでとうございます。

あけおめ。

さて、job と work の違いはわかる?

切り替えはや!

job は職業や職種

 例文
[1]

Emma took [found, got] a job as a reporter at a TV station.

エマはテレビ局の記者の職を引き受けた[見つけた, 得た]。

job は「職業」「職種」「勤め口」という意味でお金を稼ぐための仕事。たとえば、job interview は「就職面接」、lose a job は「職を失う」、change jobs は「転職する」など。

テレビゲームでもジョブチェンジってありますね。

そう、ゲームでも職業についたり転職したりするよね。このように、job は職業を表すときに一般的に使われる単語。

ただし相手の職業を尋ねる場合は What is your job? より What do you do? と聞くのが一般的。

直訳すると「あなたはふだん何をしていますか?」という意味だけど、相手の職業を聞いているんだよ。

では、「今何してる?」って尋ねる場合は何て言うんですか?

その場合は What are you doing? だね。

あ、現在進行形になるのか。

job のイメージ。

Job

work は作業や労働

 例文
[2]

I have a lot of work to do tomorrow.

明日は仕事がたくさんある。

[3]

Everybody's work is nobody's work.

みんなの仕事はだれの仕事でもない。(ことわざ)

work は「作業」や「労働」という意味で目的を達成するための仕事。また学校で与えられるような作業も work だよ。

たとえば、hard work は「激務」、construction work は「工事」など。

また、work は動詞として使うと「働く」「勉強する」「機能する」という意味になるね。

ハードワークか。日本でよく問題になっていますね。ブラック企業とか。

work のイメージ。

Work

occupation と profession

ついでに occupation と profession も見ておこう。

 例文
[4]

State your full name and occupation, please.

氏名とご職業をおっしゃってください。

[5]

His father is in one of the professions, such as law or medicine.

彼の父は弁護士や医師のような専門職の人だ。

occupation は「職業」「職種」という意味だけど、文書などで使われる固い表現。

profession も「職業」だけど、医者や弁護士のような高度な教育を必要とする「専門職」 という意味だね。

一口に仕事と言っても、英語だとそんなにいろいろな単語があってニュアンスもそれぞれ違うんですね。

例文引用
[1][4] ウィズダム英和辞典
[5] weblio英和辞典・和英辞典

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。

レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。