speak の基本イメージ:音声を出す
speak の基本イメージは「音声を出す」。口から何らかの音を出すって感じだよ。
それは「話す」ってことですよね。つまり「会話する」ってことじゃないんですか?
いや、会話とは違うんだよ。
たとえばオウムが「こんにちは」って言っても、それは誰かと会話しているわけではないでしょ。意味を理解せずに口から音声をだしているだけ。
そんなふうに、口から音声を出すことに焦点を当てているのが speak のイメージなの。
speak のイメージ。
話をするときはまず口から音声を出す。それが speak。
そして言葉の内容、つまり「何と言ったか」に焦点を当てているのが次回勉強する say なんだよ。
話す
I'm not speaking to him.
彼とは口をきいていない。
Can you speak more slowly?
もう少しゆっくり話してもらえますか?
これは「話す」という意味。話の内容よりも話すという行為に焦点を当てているでしょ。
たしかに、これだけでは何を話しているのかはわかりませんね。
ある言語を話す
He speaks Japanese very well.
彼は日本語を上手に話す。
Do you speak English?
あなたは英語を話しますか?
「ある言語を話す」「話す能力がある」という意味もあるよ。
これも話の内容ではなく話すこと自体がポイントになっているんですね。
日本語を話すイメージ。
旗で表現したのか。
演説をする
Misa spoke at a conference.
ミサは会議で演説した。
He spoke in front of everyone.
彼はみんなの前で発表した。
speak には「演説する」「講演する」という意味もあるよ。
speak の名詞形は speech。みんなの前で話をすることを「スピーチ」って言うよね。
この場合は、だれかと会話をするわけではなくて一方的に話しかけるから speak を使うの。
話すという行為に焦点を当てているんですね。
一方的にスピーチ。
誰も聞いてないような・・・・・・。
[1]ウィズダム英和辞典
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。
レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。