see の基本イメージ:見える
see の基本イメージは「見える」。何かが目に入ってきてそれを感じとるというイメージだよ。
look とはどう違うんですか?
たとえば、周りの風景や景色は目を開けているだけで目に入ってくるよね。その感覚が see なの。
それに対して、look は何かに「視線を向ける」のが基本イメージ。ただし、視線を向けたからといって見えているとは限らない。look は次回の勉強テーマにするね。
はい。
see の「見える」イメージ。
see も look も辞書には「見る」という意味が載っているけど少し違うんですね。
そう。see は「目に入ってくる」、look は「視線を向けて見る」だからね。似ているようだけどイメージが違うでしょ。
目に入る
I can see many people in the park.
公園に大勢の人が見える。
I looked out of the window but saw nothing.
窓から外を見たが何も見えなかった。
これは、「目に入る」という意味での「見える」だね。
[例文2] では、窓の外を見ようとしたけど何も見えなかった。look と see が使い分けられているでしょ。
何かを見ようと視線を向けたのが looked で、何も目に入らなかったから saw nothing なんですね。
その通り。
劇、映画、試合などを見る
Let's go see a soccer game!
サッカーの試合を見に行こう!
I have seen the movie five times.
その映画を5回見ました。
劇や映画、試合などを見るときも see を使うよ。
あれ? 映画を見るときは自分の意思で見ようとしますよね? この場合は look じゃないんですか?
映画のスクリーンや劇の舞台は大きいから目を開けていると自然に目に入ってくるでしょ。だからこの場合は see を使うのが一般的なの。
一方、家でテレビや映画を見る場合は watch を使うのが一般的。watch については今度勉強するね。
映画はこんな感じ。
対象が大きいと、風景と同じで「目に入る」感覚になるのか。
人に会う
It's nice to see you again.
またお目にかかれて嬉しいです。
I'll see you tomorrow.
明日会いましょう。
「人に会う」という意味でも see を使うよ。人に会うときは、相手を見て認識するでしょ。
たしかに、相手を見ないと会ったとは言えませんね。
相手を見て認識する。
めっちゃ見られてる。
理解する
I see what you mean.
おっしゃることはわかります。
I see.
わかりました。
これは「わかる」「理解する」という意味。
日本語でも「あなたの言っていることが見えてきた」って言うように、何かを理解することは頭の中に映像が見えてくる感覚に近いからね。わかった?
I see.
[2] ウィズダム英和辞典
登場キャラクター
シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。
ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。
レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。