猫でもわかる 秘密の英語勉強会

前置詞のイメージ「ピンポイントの at」

まずは前置詞 at について勉強しよう。

at the store とかの at ですか?

そうそう。

あれ? でも in the store って言い方もありますよね?

そうだね。前置詞 at と in で使い方が違うんだよ。

at の基本イメージ:狭い場所や点

at の基本イメージは「狭い場所や点」。ピンポイントで一点を指し示す感じだよ。

たとえば、お店の中で買い物や何か行動をするときには、お店を空間として認識するから in を使うの。

あとで説明するけど in の基本イメージは「〜の中」だからね。

そして、たとえば家を出発してお店に到着した場合は、お店を点として認識するから at を使うんだよ。

なんでお店に到着したときは点として認識するんですか?

地図で見ると大きなお店でも点として見ることができるでしょ。

絵に描くとこんな感じ。

At

そっか、お店を空間としてではなく到着地点としてイメージするんですね。

場所や空間

 例文
[1]

He arrived at the store.

店に到着した。

さっき説明したとおり店を地点として見てるんだよ。

大きな店でも地図で見ると「点」にすぎないんですね。

 例文
[2]

He looked at the ball.

そのボールを見た

[3]

She laughed at him.

彼を見て笑った。

look at は全体をぼんやり見るのではなく、その一点を見るという感じですね。

そうだね。laugh at は単に笑ったのではなく、彼を見て笑ったというのが分かるよね。

指をさして笑う感じ。

Laugh at

・・・・・・。

時間

 例文
[4]

She got up at 7:00 a.m.

彼女は午前7時に起床した。

at の目的語に時刻を置く場合は「まさにその時刻に」って感じだよ。

7時ちょうどに起床したんですね。

 例文
[5]

He is busy at the moment.

彼は今忙しい。

今まさに忙しいのですね。

他にも at night (夜に)、at noon (正午に)、at lunch time (お昼時に) などがあるよ。

感情の原因

 例文
[6]

I was excited at the game.

その試合を見て興奮した。

[7]

She was surprised at the news.

彼女はそのニュースに驚いた。

感情の原因を示すときにも at を使うことがあるよ。

その試合を見て興奮した、そのニュースを聞いて驚いたって感じですね。

そうだね。at が持つ「点を指し示すイメージ」を覚えることが大事なんだよ。

その他のフレーズ

他にもこんなフレーズがあるよ。

aim at 「〜に狙いを定める」

gaze at 「〜を見つめる」

be good at 「〜が得意だ」

at first 「最初は」

at last 「最後に」「とうとう」

at most 「多くても」

at least 「少なくとも」

登場キャラクター

シン
英語が苦手な少年。ミサから英語を教わっている。

ミサ
英語を教えてくれる近所のお姉さん。

レイ
シンの同級生。絵を描いて勉強会のサポートをしている。