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環境活動家グレタさん、英科学誌ネイチャーの「今年の10人」に選ばれる

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英科学誌「ネイチャー」が選ぶ2019年の科学界で最も影響力のある10人に、10代の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが選ばれました。

今年150周年を迎えた英国の権威ある科学雑誌「ネイチャー」は、スウェーデンの活動家グレタさんが同世代の怒りを伝えたと述べています。

ネイチャーによると、世界の注目を集めることのできない科学者よりもグレタさんの方が優れており、多くの人が彼女を応援しているということです。

「今年の10人」にグレタさん

グレタさんがこの10人に選ばれたのは、地球温暖化を遅らせるための各国の取り組みが弱く、地球と将来の世代を危険にさらしていることに注目を集めたためとネイチャーは説明しています。

気候科学者のソニア・セネビラトン教授は、「多くの気候研究者が長年に渡って懸命な努力をしてきたことよりも、なぜ10代の少女が既知のジレンマを公の場で嘆くことの方が注目と評価を集めるのかと不思議に思う人もいるかもしれません」と述べました。

「彼女は率直で、彼女の怒りには奇譚がなく、それはまるで強力なカクテルです」

スイス連邦工科大学チューリッヒ校のセネビラトン教授は、科学者たちは往々にして、このような心のこもった簡潔さで真実を述べる勇気がないと話しました。

「彼女が達成したことは、たとえ政治的な動きが遅くても、気候研究者が科学を続ける動機付けになるはずです」

ネイチャー誌の編集長であるリッチ・モナスタースキー氏は、「このリストは、重要な役割を果たした人々に焦点を当てることで、今年の科学における最も重要な出来事を振り返るものです」と述べました。

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